ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『すずかけの散歩道』(東宝1959:堀川弘通)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『すずかけの散歩道』(東宝1959:堀川弘通)を見る。「百万人の作家 -ミリオン・ストーリー・テラー- 石坂洋次郎の映画アルバム」の1本である。800円(会員)。
 何度目かの再見。何度見ても味わい深い。
 三人姉妹の話でもある。長女・賀原夏子笠智衆の夫婦。二女の人妻・津島恵子と若い編集者・太刀川洋一の真剣な愛。三女・司葉子と編集長・森雅之への憧れ愛。笠・賀原の長男・多川譲二と富永ユキの淡い恋。それぞれを巧みに丁寧に描き分けている。
 さらに、山田真二杉葉子、重山規子、青山京子、への目配せもしっかりしている。
 おまけに、新人・星由里子の八重歯もかわいい。
 もう一言、司葉子のキャリアウーマンぶりがかっこいい。この作品などが下地になって傑作『その場所に女ありて』(東宝1962:鈴木英夫)が誕生したのだろう。

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