ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『あぜ道のダンディ』(2011:石井裕也)




 『あぜ道のダンディ』(2011:石井裕也)をテアトル新宿にて見る。1000円(水曜日)、パンフレット600円、ポスター500円。
 妻・西田尚美を早くに亡くし、俊也(森岡龍)と桃子(吉永淳)の年子を男手ひとつで育てた宮田淳一(光石研)、あんたはエライ!
 息子や娘と会話が弾まなくったっていいじゃないか、子どもたちを思いやる気持ちがあれば。ふたり同時に東京の私立大学に入ることになった子どもたちだって、父親の金銭負担を考えて息子は安いアパートを選択し、娘は防犯のことを考えてちょっと高めのアパートになったことをすまながったりする。
 なんていい子どもたちなんだ! こんな親思いの子どもたちに育て上げた宮田淳一に乾杯!
 13歳からの友人・真田(田口トモロヲ)の関係も実にいい。中学になってからの友人のせいか、苗字で呼び合う仲が、ベタベタせずに、ほどよい距離を保ちつつ、40年近くの親友関係を維持しているのがすばらしい!
 そして、この作品の最大の見どころは、光石研西田尚美森岡龍、吉永淳が歌い踊る「兎のダンス」シーン。これを見るだけで、幸せいっぱい、夢いっぱい。
 石井裕也監督、次はぜひともミュージカル映画を!

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