ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『綴方教室』(東宝映画1938:山本嘉次郎)




以上、『綴方教室』(東宝映画1938:山本嘉次郎)より


 『綴方教室』(東宝映画1938:山本嘉次郎)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。4月9日(火)から始まった「生誕100年 高峰秀子」特集の1本。310円。
綴方教室(86分・35mm・白黒)
 大人の意表をつく子どもの観点が人気を呼び、ベストセラーとなった無名の少女の作文集を映画化。綴方の才能を発揮していく正子(高峰)の目線から下町の人々の素朴で健やかな日常が生き生きと描き出される。活躍の場をP.C.L.に移した高峰が初主演を務め、貧しいながらも朗らかに生きる少女を好演。高峰は本作と『馬』(1941:山本嘉次郎)で子役のイメージから抜け出し、俳優としてその後の可能性が認められるようになる。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再々見。
 東京市葛飾区四つ木に住む小学6年の正子、1年間(1937年4月~1938年3月)の生活を綴り方で描いている。だんごやが売るだんご1串1銭。末弟が母親にせびる1銭が1日10回計10銭。年末に丹野さんの別れた前妻が金を無心に来たので、「5円も渡せば帰るでしょう」。小学校を卒業して女工になった正子、月に70銭もらう、という発言。父親の大工の1日の手間賃はいくらだったのだろう?
 それにしても、仕事にあぶれても毎回酔っぱらって帰る父親、どこに金があったのだろうか、、、。
2024年5月2日(木)鑑賞

       スタッフ
監 督        山本嘉次郎
製 作        森田 信義
製作主任       黒澤  明
原 作        豊田 正子
脚 色        木村千依男
撮 影        三村  明
美 術        松山  崇
音 楽        太田  忠
編 集        岩下 広一
録 音        安惠 重遠
公開年月日:1938.08.21
上映時間:87分
製作会社:東宝映画(東京撮影所)
配給:東宝
モノクロ/スタンダード/35mm

       キャスト
高峰 秀子      正子
徳川 夢声      父・由五郎
清川 虹子      母・お雪
小高まさる      弟・稔
水谷 史郎      弟・光男
滝沢  修      大木先生
赤木 蘭子      奥さん
三島 雅夫      丹野さん(隣家)
本間 教子      おばさん(丹野の元妻)
宮川あき子      おりえちゃん
音羽久米子      後妻
平田 久江      後妻の妹
山形 天洋      梅本さん
伊藤 智子      梅本のおばさん
小柳 久子      八百屋の小母さん
榊田 敬治      野澤さん
眞木  順      馬方の小父さん
川田 京子      池谷の小母さん
福地 悟朗      だんごやさん
丸山 章治      だんごやさん
平工かづ子      小島さん

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