ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『編笠権八』(大映京都1956:三隅研次)


 
 フィルムセンター「よみがえる日本映画vol.4[大映篇] -映画保存のための特別事業費による」にて、『編笠権八』(大映京都1956:三隅研次)を見る。500円。
 間違って岡山藩剣術師範を殺めてしまった市川雷蔵東海道を西へと逃げる。若旦那と慕う水原浩一・角梨枝子兄妹が勝手についていく。彼を師匠の敵とばかりに追う門弟・千葉登四男、夏目俊二、南条新太郎、伊達三郎、ら。
 岡山からは、遺児である三田登喜子・近藤美恵子の姉妹が、父の敵とばかりに東上する。途中、ひとりになった近藤美恵子が、市川雷蔵と出逢い、剣術指導をしてもらう。お互い敵同士とは知らずに恋に落ちてしまう。
 ここらへんから、がぜん面白くなり、画面に引き込まれてしまう。ラストは八方丸く収まってのハッピーエンドも嬉しい限り。
 それにしても、これだけ楽しく見せてくれて、65分に収めてしまう三隅研次の手際よさ。最近のダラダラと長いばかりの作品を作っている監督たちは、これを見て猛省すべきだ!
 
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