ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

05月14日、佐原健二(2014)

 5月14日は佐原健二(さはら けんじ)さんの誕生日です。1932年生まれの82歳になりました。おめでとうございます。神奈川県川崎市生まれ。攻玉社高等学校中央大学法学部法律科卒業。
 在学中の1953年、ミスター平凡コンテストで準ミスター平凡になり、東宝演技研究所に入る。1954年2月『さらばラバウル』(東宝1954:本多猪四郎)にて特攻隊員役で石原忠(いしはら ただし)の芸名で映画初出演。1954年8月『うれし恥かし看板娘』(東宝1954:青柳信雄)にて本格デビュー。1954年12月に研究所卒業、第6期ニューフェイスとして東宝と専属契約(同期に宝田明藤木悠河内桃子、あとで日活に移籍した岡田眞澄)。
 1956年10月『殉愛』(東宝1956:鈴木英夫)から佐原健二に改名。同年12月『空の大怪獣・ラドン』(東宝1956:本多猪四郎)で初主演。以後、本多猪四郎作品を中心に主演・助演・脇役と大活躍する。
 1966年、TBS「ウルトラQ」に主演して、怪獣ブームを引き起こす。1976年10月、東宝退社。以後、フリーとなって、テレビ・舞台などで活躍する。現在は、佐原プロモーション所属。
 佐原健二さんの最近作は、
修羅のみち1・関東VS関西 全面戦争勃発』(2001:小澤啓一)、
『KT』(2002:阪本順治)、
ゴジラ FINAL WARS』(2006:北村龍平)、
大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008:八木毅)、
『世界のどこにでもある、場所』(2011:大森一樹)、
『ホームカミング』(2011:飯島敏宏)、
です。
 『修羅のみち1・関東VS関西 全面戦争勃発』では医師に扮し、
『KT』では内閣官房長官役で椅子に腰掛けたままの風格ある演技を見せ、
ゴジラ FINAL WARS』では古代生物学者・神宮寺八郎に扮し、
『世界のどこにでもある、場所』では記憶喪失の資産家・金子正夫に扮していました。

 先日、ラピュタ阿佐ヶ谷で見た『花嫁三重奏』(東宝1958:本多猪四郎)では、居酒屋「のんき」のおかみ・清川虹子の一人息子・新一に扮していました。大学を親に内緒で辞めて、バンド歌手として活躍し出したという役回り。ラスト、隣の乾物屋・西村平吉(柳家金語楼)の三女・妙子(団令子)と結ばれていました。長女・照子(草笛光子)が小泉博と結婚する話がメインで、次女・信子(根岸明美)とその相手・土屋嘉男や団令子・佐原健二の話はサイドストーリーですが、しっかりと描きこんでいて、楽しい作品でした。

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