岩下俊作の小説「富島松五郎伝」を映画化した名作。明治から大正にかけて、九州・小倉で恩義ある軍人一家に献身的に尽くす無頼の車夫・松五郎を阪東妻三郎が演じる。内務省による当時の検閲は、軍人の妻に対する慕情の表現を許さず、戦後にはGHQが日露戦争勝利を祝う提灯行列の場面などを切除してしまった。(NFAJのパンフより)
何度見てもいい。特に人力車の車輪の動きをオーバーラップさせることで、時の流れを表す、映画ならではの躍動感は素晴らしい。
2018年8月15日(水)
スタッフ
監督 稲垣 浩
脚本 伊丹 万作
原作 岩下 俊作
製作 中泉 雄光
撮影 宮川 一夫
音楽 西 梧郎
(和楽) 田中 傳次
美術(設計) 角井 平吉
録音 佐々木稔郎
照明 奥野安之助
編集 西田 重雄
製作主任 黒田 豊
舞踊 大阪梅田舞踊団
キャスト
阪東妻三郎 富島松五郎
月形龍之介 結城重蔵
永田 靖 吉岡小太郎
園井 恵子 夫人よし子
川村 禾門 吉岡敏雄
澤村アキオ 少年時代
杉 狂児 宇和島屋
山口 勇 撃剣の先生
葛木 香一 巡査
尾上 華丈 熊吉
小宮 一晃 木戸番の清吉
香川 良介 松五郎の父
小林 叶江 松五郎の継母
町田 仁 松五郎の少年時代
荒木 忍 奥大将
横山 文彦 副官
戸上城太郎 五高の先生
水野 浩 居酒屋の亭主
葉山富之輔 町の古老
二葉かほる 茶店の老婆
浮田勝三郎 茶店の客
滝沢 静子 子を探す母親
春日 清 酔っぱらひの紳士
大川原左雁次 俥上の客
志茂山 剛 オチニの薬売り
小池 柳星 虚無僧
駒井 耀 ぼんさん
中根 正治 師範の主将
阪東 実 敏雄の学友甲
宗 春太郎 敏雄の学友乙
杉本 潤一 太鼓を打つ青年
79分・35mm・白黒・英語字幕付
公開は、
1943.10.28 紅系
10巻 2,726m 99分 白黒