ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

赤木春恵さん、やすらかに






 赤木春恵(あかぎ はるえ、本名・小田章子=おだ あやこ)さんが11月29日、心不全のため亡くなりました。94歳。告別式は12月4日午後1時、東京都杉並区永福1の8の1築地本願寺和田堀廟(びょう)所。喪主は長女の夫・野杁和俊(のいり かずとし)さん。
 1924年3月24日、満州国新京市(現在・長春市)生まれ。父は南満州鉄道産婦人科医・五郎久、母は当良代。3歳の時に父が亡くなり、帰国。
 札幌市立北九条尋常小学校、京都洛陽高等女学校卒業。
 1940年、実兄が松竹下加茂撮影所の助監督だった関係で松竹入社。『二本松少年隊』(1940:秋山耕作)にて映画デビュー。その後、大映東映にて脇役として大活躍。
 1955年7月26日、東映京都の企画、製作部次長、演技部長を歴任した栄井賢(本名・小田賢五郎)と結婚し、一女を儲ける。
 『二百三高地』(1980:舛田利雄)以来33年ぶりに映画出演した『ペコロスの母に会いに行く』(2013:森崎東)では88歳にして初主演。“世界最高齢での映画初主演女優”として、ギネス世界記録に認定された。
 この作品が遺作となりました。
 テレビドラマは、TBS「渡る世間は鬼ばかり 二時間スペシャル 前篇後篇」(2013.05.27、06.03)が最後の作品。




 赤木春恵さんのご冥福をお祈りいたします。