ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

映画資料で見る私的映画遍歴0198

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 ふぁんふぁんシネクラブ
 第20回例会
 パンフレットなんばあ24

12月13日(土)
『二十一歳の父』(松竹大船1964:中村登)
愛の讃歌』(松竹大船1967:山田洋次)


 1975年12月13日(土)上映予定の『ライアンの娘』は配給会社からのクレームで中止。
 急遽、12月20日(土)に予定していた『二十一歳の父』と『愛の讃歌』(1967:山田洋次)を繰り上げ上映。

 配給会社からのクレームの発端は、上智大学の大学祭で『いちご白書』(MGM1970:スチュアート・ハグマン)を上映したところ、1000人を超える観客が押し寄せたとのこと。
荒井由実作詞・作曲、バンバンが歌う「いちご白書をもう一度」が大ヒットしていたのを受けての上映。
 この歌詞には、公開から5年ぶりに名画座にかかったので授業を抜け出した見に行く、というフレーズがあるが、1975年当時は上映の版権が切れていて、上映したくともできない状況だった。そんな時に、16ミリでの配給業者が出現してのタイムリーな企画だったわけである。
 大学内での上映とはいえ、1000人を超える観客を集めたとなれば、MGM本社から一般興行とみなされかねない。というわけで、自主規制が働き、とばっちりが、50~100人ぐらいの観客動員しかない「ふぁんふぁんシネクラブ」にストップがかかったわけである。
 以後は、MGM作品に関しては、情報誌などの宣伝はできずに、またまた赤字上映が続くこととなった。



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