ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯』(自由工房2002:羽田澄子)



 『元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯』(自由工房2002:羽田澄子)を、国立映画アーカイブB1F・小ホールにて見る。5月6日から始まった「NFAJコレクション 2022 春」の1本。420円。
 日本初の女性による文芸誌「青鞜」を1911年に創刊し、明治・大正期の女性運動の先駆けとなった平塚らいてう(1886~1971)の、生い立ちからフェミニズム運動を経て戦後の平和運動にいたるまでの生涯を追ったドキュメンタリー。
 夫・奥村博史(1889~1964)とは1912年に出会い、1914年から事実婚(夫婦別姓)に。長女・長男が生まれても私生児として育て(戦前の学校でどれだけイジメにあったことか)。1941年、長男の兵役を前にして軍隊内で私生児として不利益を被らないようにという考えから奥村家の籍に入った。
 すごい信念、子どもたちを私生児として20歳過ぎまで育てたとは。
 生前に撮られた本人のごくわずかな映像しかないので、ほとんどが写真、それに被せるナレーション。生い立ちから死まで、丁寧に描いてはいるけど、変化に乏しく、やや退屈。意欲的にこの作品を選んで見に来た少ない観客のあちこちから静かな寝息からイビキまで聞こえてきた。
 ともあれ、名前だけ知っていた平塚らいてう、その生涯を知ることができてちょいと満足。
2022年5月6日(金)鑑賞

      スタッフ
監 督      羽田 澄子
製 作      青木 生子
撮 影      宗田喜久松
デザイン     朝倉  摂
美 術      星埜 恵子
音 楽      湯浅 譲二
録 音      滝澤  修
照 明      渡辺 勝利
原版編集     加納 宗子
ナレーション   喜多 道枝
  〃      高橋美紀

2002年3月23日公開
140分・16mm・カラー・スタンダード(1:1.37)
製作会社:自由工房
配 給: 自由工房


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