ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『十八歳、海へ』(にっかつ1979:藤田敏八)




以上、『十八歳、海へ』(にっかつ1979:藤田敏八)より


 『十八歳、海へ』(にっかつ1979:藤田敏八)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

十八歳、海へ(110分・35mm・カラー)
追悼:(製作)結城良熙、(脚本)渡辺千明
 心中ごっこを軸に、若い4人の男女のひと夏の出会いと別れを描く。日活に助監督として入社した結城良熙は、ロマンポルノへの路線転換の際にプロデューサーに転じ、『(秘)色情めす市場』(1974:田中登)、『天使のはらわた 赤い淫画』(1981:池田敏春)などの名作を手がけた。渡辺千明は田村孟の手伝いをする形で脚本を書き始め、本作で脚本家としてデビュー。以後、映画やTV、舞台で脚本家、演出家として活躍した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再見。
 「ぴくちゃあ 26号」(1979.12.15発行)の新作短評より
「出だしはすごく快調。二人の浜辺での会話にはワクワクしたのだが、後は、、、。永島敏行の気持ちがサッパリわからない。もっとも彼は何を考えているんだかわからないというボサーッとした顔が持味なんだろうけど。それに対して森下愛子は相変わらずいい味を出している。なぜ自殺するのかよくわからないながらも、彼女の心理・行動には説得力がある。演技への自信、あるいはずぶとさとでもいうのだろうか。小林薫と島村佳江、二人の関係がロタ島のみで終わるというのは適切。」
 てなことを書いていた。
 今回気づいたこと。撮影時、70歳の小沢栄太郎が褌一丁で海に入って泳ぎ、溺れかかっている森下愛子を救助する。驚きの体力ぶり。65歳の時に37歳年下と結婚したとはいえ、元気いっぱいであった。
2023年8月2日(水)鑑賞

       スタッフ
監 督        藤田 敏八
脚 本        田村  孟
 〃         渡辺 千明
原 作        中上 健次
企 画        進藤貴美男
製 作        佐々木志郎
 〃         結城 良煕
撮 影        安藤 庄平
美 術        徳田  博
音 楽        チト 河内
主題曲        ゴダイゴ
  唄        加橋かつみ
録 音        高橋 三郎
照 明        新川  真
編 集        井上  治
助監督        上垣 保朗
スチール       井本 俊康
製作担当       岩見 良二
色 彩        杉本 一海
現 像        東洋現像所
協 力        ホテルサンルート東京
 〃         東京工芸大学□□学部
 〃         箱根小涌園
 〃         にっかつ芸術学院
公開年月日:1979.08.18
上映時間:110分
カラー/シネスコ/35mm
製作会社:にっかつ
配給:にっかつ

       キャスト
永島 敏行      桑田敦天<あつお>
森下 愛子      有島佳
小林  薫      森本英介
島村 佳江      有島悠(佳の姉)
鈴木 瑞穂      森本隆英(英介の父親)
小沢栄太郎      大八木一隆
深水 三章      暴走族のリーダー
下絛アトム      榊原昴(桑田の友人)
堀  永子      大八木邸の女中
小松 方正      ホテル人事係長
八木 景子      若いメイド
森 みどり      主任メイド
高橋  明      保安係A
水島 涼太      保安係B
浜口 竜哉      箱根のホテル・フロント
小中陽太郎      予備校英語講師
五十嵐知子      予備校女生徒
石川 真一      暴走族
松風 敏勝
木下 隆康
高橋かず枝
大野奈穂美
藤原 清世
粟木 靖浩
生島 盛斗
篠塚 順子
小山 朱美
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