ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『精霊のささやき』(1987:植岡喜晴)



以上、『精霊のささやき』(エクゼ=渡辺プロ1987:植岡喜晴)より


 『精霊のささやき』(エクゼ=渡辺プロ1987:植岡喜晴)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

精霊のささやき(90分・35mm・カラー)
追悼:(監督・脚本)植岡喜晴
NEW(ニュープリント)
 雪深い森の奥にあるサナトリウムへやってきたひとりの少女と住人たちの交流を描いた「幻想映画」。関西を拠点に自主映画を製作していた植岡喜晴は飄々としたユーモア溢れる独特な世界観に定評があり、8mm作品『夢で逢いましょう』(1984)が評価されたことをきっかけに、約3年間温めていた企画が初の商業映画として結実した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
 ちょっと精神を病んでいるような人々(8人)が暮らす施設にやって来た少女が旋風を巻き起こして、住人たちの心を劇的に開放するお話かと思いきや、、、。
 夜になると、それぞれの心の世界に入り込んで、寄り添ったりはするものの、あまり変化はなかったような、、、。もっと、つみきみほが明るく弾け飛んでほしかった。8人ももう少し活躍させたほうが、つみきみほの存在感がより増したのでは、、、。
 そのイメージの跳躍は独特なものはあるものの、あまり楽しくないファンタジー作品であった。
 上映前に、加藤賢崇さんの舞台挨拶あり。監督や作品の紹介が的確かつおもしろくかつ弁舌なめらかで、最高のサプライズであった。
2023年9月2日(土)鑑賞

       スタッフ
監 督        植岡 喜晴
脚 本        植岡 喜晴
 〃         岡村 香織
製 作        一瀬 隆重
 〃         阿木 武史
製作補        金森 清志
プロデューサー    久里 耕介
撮 影        長田 勇市
美 術        丸尾 知行
音 楽        川井 憲次
録 音        深田  晃
照 明        長田 達也
編 集        菊池 純一
監督助手       武井 法政
スチール       大塚未知雄
公開年月日:1987.06.13
上映時間:90分
カラー/ビスタ/35mm
製作会社:エクゼ=渡辺プロダクション
配給:エクゼ=シネセゾン

       キャスト
つみきみほ      みほ
范  文雀      新田(寮長兼看護師)
植木  等      綿引耕平(野鳥観察)
加藤 治子      綿引沙弥(元女優・歌手)
谷   啓      谷(ミュージシャン)
斉藤 洋介      下丸子(家庭菜園)
加藤 賢崇      尾見(赤いボール転がし)
かの 香織      紀子(パズル)
小笠原大輔      優(積み木で遊ぶこども)
森本 レオ      百田医師
千石 規子      おばさん(食事担当)
ひさうちみちお    花屋

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