ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『バーナデット ママは行方不明』(2019-2023:リチャード・リンクレイター)







以上、『バーナデット ママは行方不明』(2019-2023:リチャード・リンクレイター)より


 『バーナデット ママは行方不明』(2019-2023:リチャード・リンクレイター)を、TOHOシネマズ日本橋スクリーン3にて見る。1300円。
 中学生の娘が、成績アップのご褒美に家族3人での南極旅行をゲット。でも、母親・バーナデットは他人とのコミュニケーションが上手く取れないず旅行嫌い。何とか旅行回避できないかと、電話で秘書に相談。その一方で旅行への準備も、これまた秘書を通じて着々と進める。
 あれっ、宣伝コピーでは、「専業主婦が突然失踪!」となっていた。なんだ、秘書がいるということはハイレベルな仕事をしているじゃないか、、、。しかし、この秘書の謎があとで解明、、、。
 ともあれ、過去に立派な賞をもらった建築家が、何ゆえに仕事をやめてしまったのか。立派な建築物が何ゆえにすぐ壊されてしまったのか。過去の紹介映像やコメントが錯綜していて、よくわからない。
 前半は、バーナデットからの視点なので、隣人のママ友はなんて嫌なヤツ、という印象。でも、後半では客観的な視点から案外イイ奴じゃないか、と思ってしまう。夫は妻思いのもっともいいパートナー。さらに、最も愛すべき存在は、娘に扮したエマ・ネルソン。彼女の笑顔が素敵だった。幼い子どもたちが「ぞうさん」の寸劇に合わせて尺八を吹くエマが可愛い。それにしても、シアトルでは、作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨の「ぞうさん」がポピュラーなのだろうか。それとも監督の好みなのか、、、。
 それと、シアトルの公立中学生でも親の送迎がある、これも一般的なのか。滅多に見ない外国映画を見ると、何もかも新鮮に見えてしまう。
 『TAR/ター』よりもはるかに親しみやすく愛すべきケイト・ブランシェットだったが、、、。ラストの親子3人の抱擁に涙するかと、思ったがそれでもなかった。残念な作品かな、、、。
2023年10月3日(火)鑑賞

       スタッフ
監 督        リチャード・リンクレイター
脚 本        リチャード・リンクレイター
 〃         ホリー・ジェント
 〃         ヴィンス・パルモ
原 作        マリア・センプル
製作総指揮      ミーガン・エリソン
 〃         ジリアン・ロングネッカー
 〃         マリア・センプル
製 作        ニーナ・ジェイコブソン
 〃         ブラッド・シンプソン
 〃         ジンジャー・スレッジ
撮 影        シェーン・ケリー
美 術        ブルース・カーティス
音 楽        グレアム・レイノルズ
編 集        サンドラ・エイデア
衣裳デザイン     カリ・パーキンス
キャスティング    ヴィッキー・ブーン
日本語字幕      石田 泰子
製作国:アメリ
製作年:2019
公開年月日:2023.09.22
上映時間:108分
カラー/ビスタ/DCP
製作会社:Color Force=Detour Filmproduction
配給:ロングライド
提供:バップ=ロングライド

       キャスト
ケイト・ブランシェット    バーナデット・フォックス(元・建築家)
ビリー・クラダップ      エルジー(バーナデットの夫)
エマ・ネルソン        ビー(バーナデットの娘)
クリステン・ウィグ      オードリー(バーナデットの隣人)
ゾーイ・チャオ        スーリン(オードリーのママ友、エルジーの秘書)
ジュディ・グリア       ジャネル・カーツ先生(精神科医)
ローレンス・フィッシュバーン ポール・ジェネリク(バーナデットの建築家仲間)
ジェームズ・アーバニアク   ストラング捜査官(FBI)
トローヤン・ベリサリオ    ベッキー(ビーの友人)

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