以上、『わらびのこう 蕨野行』(日本の原風景を映像で考える会=タイムズイン2003:恩地日出夫)より
『わらびのこう 蕨野行』(日本の原風景を映像で考える会=タイムズイン2003:恩地日出夫)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。
わらびのこう 蕨野行(125分・35mm・カラー)
2003(日本の原風景を映像で考える会=タイムズイン)
追悼:(監督)恩地日出夫、(記録)構木久子、(製作上映支援)高橋卓也、(出演)李麗仙(マツ)
村の掟に従い60 歳を迎えて近隣の丘に移り住んだ老人たちの姿を通して生と死を問い直す。自らNPOを作って金策に走り回り、撮影に丸1年をかけて四季を織り込んだ恩地渾身の一作。最後の監督作品となった。李麗仙は「紅テント」公演で圧倒的な演技を披露し、アングラ演劇ブームの中心的存在として活躍した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
再々見。
市原悦子(1936.01.24~2019.01.12)、
石橋蓮司(1941.08.09~)、
中原ひとみ(1936.07.22~)、
李麗仙=李礼仙(1942.03.25~2021.06.22)、
樋田慶子=緋多景子(1934.01.01~)、
原知佐子(1936.01.06~2020.01.19)、
瀬川哲也(1932or1933~2005)、
左右田一平(1930.07.10~2012.02.10)、
の8人は撮影時60歳以上。役柄とはいえ、雪深い山奥での過酷な撮影。ほんとうに頑張っているな、と感動してしまう。
上映後、恩地日出夫監督の妻である美術デザイナー・星埜恵子さんの挨拶があった。
「この原作に出会ったのが、恩地が60歳になってから。そして7~8年の準備期間を経て、70歳過ぎてやっと完成させた。先週の10月10日に、この作品のロケ地に散骨してきた。これから長野県にも散骨し、二人の思い出の地、フランスとスペインにも散骨する予定。それが済んだら、恩地のお別れ会をする。それは、関係者だけではなく、誰でも参加できるものにしたい。その時はご参加ください」
2023年10月18日(水)鑑賞
スタッフ
監 督 恩地日出夫
脚 色 渡辺 寿
原 作 村田喜代子
製 作 金蔵 法義
〃 伊藤 満
プロデューサー 佐藤 武光
〃 鞠 智武
制作担当 平増 邦秀
〃 坪内 一
撮 影 上田 正治
美 術 斎藤 岩男
装 飾 相田 敏春
〃 平井 浩一
音 楽 猿谷 紀郎
サウンドアドバイザー 紅谷 愃一
録 音 矢野 正人
照 明 山川 英明
編 集 小川 信夫
衣 装 本間 邦仁
〃 渋沢 茂
助監督 桑原 昌英
スクリプター/記録 構木 久子
スクリプト協力 中田 秀子
スチール 長浜谷 晋
特殊効果 上竹 寛一
効 果 斎藤 昌利
宣伝デザイン 星埜 恵子
日本の原風景を映像で考える会
井原 満明
〃 伊藤 一枝
〃 千賀裕太郎
〃 千歳 榮
〃 塚本 哲
〃 徳本 英雄
〃 豊田伊久雄
〃 永澤 裕二
〃 堀井 清之
〃 斎藤 正樹
〃 小林 義典
〃 後藤正一郎
〃 渡辺 容大
後援:山形県飯豊町
公開年月日:2003.10.04
上映時間:124分
カラー/ビスタ/35mm
製作会社:NPO<日本の原風景を映像で考える会>=タイムズ イン作品
製作上映協力:映画『蕨野行』の製作と上映を支援する会=山形県映画センター
配給:東映
キャスト
市原 悦子 レン(中庄屋・馬庭家の姑)
清水 美那 ヌイ(馬庭団右衛門の妻)
石橋 蓮司 馬吉(中庄・独り者の猟師)
中原ひとみ トセ(下庄屋・高柳家の姑)
李 麗仙 マツ(中庄・田の手前持の妻)
樋田 慶子 トメ
原 知佐子 チヤ(下庄・子無しの後家)
瀬川 哲也 甚五郎(上庄・奥山家の名子)
左右田一平 留三(宮井ノ森・田の手前持)
左 時枝 シカ(レンの妹)
吉見 一豊 団右衛門(中庄屋・馬庭家頭領)
出光秀一郎 伊作(団右衛門の弟)
中村真知子 テラ(伊作の妻・子持ち)
南谷 朝子 セキ(小作・民次の嫁)
近 彰平 (子役)
峰松 まみ (子役)
佐藤 健 (子役)
高橋 幹子
麻生 奈美
松井 勇樹 (子役)
海鋒 拓也 (子役)
進藤京之介
さとうたすく (子役)
富岡 涼
米沢親子劇場からっ歩゜座
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