『あこがれ』(東宝1966：恩地日出夫)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)・小ホールにて見る。10月４日より始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(２)」の１本。310円。再々・・・・・見。
『あこがれ』(85分・35mm・カラー)
信子(内藤)は同じ養護施設で育った一郎(田村)と再会して惹かれあうが、周囲の反対に揺れ動く。『赤ひげ』(1965：黒澤明)でデビューし、東宝テレビ部が制作に携わったドラマ「氷点」(1966)で人気沸騰した内藤洋子の初主演作。木下惠介執筆のドラマ「記念樹」(1966-67)をもとに弟子の山田太一が脚色した。恩地日出夫が２年のブランクを脱し、名脇役陣と敏腕スタッフに支えられて新鮮な青春メロドラマを開花させた。
以上、NFAJの解説より。
何度も見ていて、そのたびに涙をながす。出てくる人たち、みんな愛情いっぱいで、それを表現するしぐさが上手すぎる。その細やかな表情にまた涙、涙、、、。
エキストラに大部屋俳優の面々が要所要所に登場。渋谷英男が横浜の食堂の客、その外の待合椅子にはサングラスをかけた勝部義夫、信子と水原先生が会話する隣の老紳士は？、横浜港で生みの母親を見送る一郎の真後ろには夏木順平がしっかり陣取っていた。
2022年10月19日(水)鑑賞
スタッフ
監 督 恩地日出夫
脚 色 山田 太一
原 作 木下 惠介
製 作 金子 正且
撮 影 逢沢 譲
美 術 育野 重一
音 楽 武満 徹
録 音 藤好 昌生
整 音 下永 尚
照 明 森 弘充
編 集 岩下 広一
スチール 石月 美徳
監督助手（チーフ） 浅野 正雄
製作担当者 江口 英彦
監督助手 砂原 博泰
〃 小谷 承靖
撮影助手 安本 英
〃 田辺 博通
〃 加藤 雄大
〃 山田 健一
照明助手 原 勲
〃 浅野 博
〃 蚊爪 営二
〃 粟木原 毅
〃 北川 忠利
〃 南 仁
〃 入口 正平
〃 中谷 孝正
照明準備・照明機材 伊久間 衛
〃 大久保 進
録音助手 富田 実
〃 宮内 一男
〃 若林 泰雄
〃 川島 洋次
特殊機械・特機 渡辺 豊志
〃 福田 喜平
美術助手 飛世 金六
〃 櫻木 晶
〃 白木 勝彦
大道具班長 田中 喜一
大道具助手 植田 勇
字 笹竹 利行
小道具 早川 信清
〃 河原 正高
〃 佐々木大三郎
衣 裳 藤崎 敏江
結 髪 浅見 知子
演技事務 松山 元計
経理担当（製作会計） 徳増 俊郎
宣伝係・宣伝 松本 寛
製作係 広岡 常男
現像：東京現像所
公開年月日：1966.10.01
上映時間：85分
カラー／シネスコ
製作会社：東宝
配給：東宝
キャスト
新珠三千代 水原園子「あかつき子供園」の先生
内藤 洋子 西沢信子
林 寛子 西沢信子(少女時代)
田村 亮 吉岡一郎
沢井 正延 吉岡一郎(少年時代)
小夜 福子 毛利園長「あかつき子供園」
加東 大介 吉岡光太郎(陶光堂経営)
賀原 夏子 吉岡静子(光太郎の妻)
小沢 昭一 西沢恒吉(信子の父親)
乙羽 信子 西沢すえ(一郎の生みの親)
沢村 貞子 伯母ハル(光太郎の)
小栗 一也 児童相談所員(信子を連れてくる)
浦山 珠実 太田先生「あかつき子供園」
菱見地谷子 鈴木先生「あかつき子供園」
高橋 厚子 陶光堂店員
記平 佳枝 修善寺女中
関田 裕 修善寺番頭
西条 康彦 青年Ａ(信子・一郎にからむ)
大前 亘 青年Ｂ(信子・一郎にからむ)
荒木 保夫 青年Ｃ(信子・一郎にからむ)
佐田 豊 東洋軒親父
千石 規子 中年女(線路鉄橋で一郎に声をかける)
川又由希夫 あんま
榊田 敬二 老人
宮田 芳子 食堂の客
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