ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『反逆のメロディー』(日活1970:澤田幸弘)



以上、『反逆のメロディー』(日活1970:澤田幸弘)より


 『反逆のメロディー』(日活1970:澤田幸弘)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。
反逆のメロディー(84分・35mm・カラー)
追悼:(監督)澤田幸弘、(撮影)山崎善弘、(記録)桑原みどり、(出演)佐藤蛾次郎(ゲバ作)、二瓶正也(立花組組員)
 長髪、サングラスにジーンズをまとった反逆児・哲(原田)が、暴力団の偽装解散の陰にくすぶる抗争に挑む。山崎善弘の手持ちキャメラによる撮影と、オールアフレコによる自由度の高い音響の演出が任侠映画に新鮮な感覚をもたらし、澤田を一躍日活ニューアクションの旗手へと押し上げた。時に破壊衝動を抑え切れない佐藤蛾次郎の愛嬌振りまく演技が光る。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再々見。
 原田芳雄の映画3作目にして初主演。堂々たる主演、さすが俳優座養成所15期出身。でも、NETのテレビドラマ「五番目の刑事」(1969.10.06~1970.03.26)では半年間主演を張っていた下地があったればこそ。
 澤田幸弘監督が、原田芳雄との出演打ち合わせで初めて会った時、原田が、衣装はジーンズ上下にしたい、という提案をした。澤田監督は黒のスーツを用意していたが、冒頭の淡野組解散式で使ったのみで、後は原田の提案通り、ジーンズ上下で通した。
 また、立花組の若手組員がバイクを乗り回す。ここらへんが、日活ニューアクションと呼ばれる、ひとつの要因かもしれない。
2023年10月20日(金)鑑賞

       スタッフ
監 督        澤田 幸弘
脚 本        佐治  乾
 〃         蘇武 道夫
企 画        水の江滝子
 〃         佐々木志郎
撮 影        山崎 善弘
美 術        千葉 和彦
音 楽        玉木 宏樹
録 音        神保小四郎
照 明        高島 正博
編 集        井上  治
スチル        土屋  豊
助監督        伊地智 啓
製作主任       長谷川朝次郎
スクリプター     桑原みどり
色彩計測       畠中 照夫
技 斗        渡井嘉久雄
現 像        東洋現像所
公開年月日:1970.07.22
上映時間:84分
カラー/シネスコ/35mm
製作会社:日活
配給:ダイニチ映配

       キャスト
原田 芳雄      塚田哲(元淡野組幹部、立花の腹違いの弟)
佐藤蛾次郎      ゲバ作(室蘭市出身の風来坊)
地井 武男      星野(兄弟分の武沢と縁を切る)
藤  竜也      お竜(立花の妻)
梶 芽衣子      亜紀(星野の内縁の妻)
須賀不二男      淡野大次郎(淡野組組長)
深江 章喜      峰田(淡野組幹部)
梅野 泰靖      立花(立花組組長)
曽根 晴美      武沢(矢東会)
永山 一夫      ドス健(矢東会)
沖  雅也      青山(立花組組員)
青木 義朗      木原刑事
柳瀬 志郎      (矢東会)
玉村駿太郎      不動産屋
二瓶 正也      立花組組員
亀山 靖博      立花組組員
雪丘 恵介      矢東会組長(?)
弘松 三郎      建設会社幹部
長   弘      県警幹部
高橋  明      トルコ風呂支配人
小林  亘      
本目 雅昭      
水川 国也      
田畑 善彦      
沢  美鶴      
小泉郁之助       
青木 伸子       
牧 まさみ       
原田千枝子      
北上 忠行      
大前田 武      
小島 克美      
氷室 政司      
大泉 隆二      

にほんブログ村ランキングに参加しています。
下記 ↓ のバナーをクリックしてください。
ブログのランキングが表示されたら、下部の「ぴくちゃあ」ロゴを再度クリックしてください。
ランキングアップに協力お願いします。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 日本映画(邦画)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ
にほんブログ村