ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『女奴隷船』(新東宝1960:小野田嘉幹)

 1月6日~26日までシネマヴェーラ渋谷にて行なわれた「大俳優・丹波哲郎の軌跡/死んだらこうなった!」の1本『女奴隷船』(新東宝1960:小野田嘉幹)を見る。DVDでの上映、あまり性能のいいプロジェクターではなさそうで、画質はそうとうひどい。
 太平洋戦争末期、日本女性を上海に売り飛ばそうとする「お唐さん船」という女奴隷船が舞台。その船に救助された須川中尉(菅原文太)が女たちを助けるというお話。丹波哲郎はその女奴隷船を襲う海賊の首領に扮していた。菅原文太はまだまだ演技が硬い。この頃は本気で俳優をやろうという意志はなかったのかな。
 ここでひとつ発見。日活の脇役・杉江廣太郎(1968年まで杉江弘)が海賊の手下・海蛇に扮していた。調べたら、杉寛のひとり息子で1955年に新東宝次郎物語』(清水宏)で本名・杉山弘太郎でデビュー。新東宝で脇役で活躍し、新東宝倒産後、1963年日活で杉江弘として契約。1968年に杉山廣太郎に改名。1972年にフリー。
 この作品での収獲は杉山廣太郎が新東宝出身ということがわかったこと。