アテネフランセ文化センターにて『目白三平物語・うちの女房』(東宝1957:鈴木英夫)を見る。800円(会員)。
1960年の笠智衆版2本を先に見ているせいか、佐野周二ではしっくりこない。おまけに、年に1度のサラリーマン骨休みの日とかこじつけて、箱根の温泉旅館で昼寝三昧の姿を冒頭に見せられては、妙にだらけてしまう。
やはり、サラリーマンなら働く職場を見せてくれなければいけない。今作品は、出退勤の姿はあれども、職場風景なし。さらにこずかいに困っているようにも見えない。
そんなこんなで、笠智衆版のほうが、リアルで断然おもしろい。