シネアミューズ・EASTにて、『コドモのコドモ』(2008:萩生田宏治)を見る。900円だったかな(金券ショップ)。パンフ600円。
実にすばらしい。子どもたちの自然な演技が、秋田県能代の四季にとけ込んでいる。ロングショットがすばらしい。
昨今のテレビ屋さんの映画やマキノ雅彦の『次郎長三国志』までもがクローズアップの連続でゲンナリしていた。そんな時に、能代の雄大な風景をバックにしたロングショットの連続は、これこそ映画だ!と思わせてくれる。子どもたちがすばらしい。けっしてうまくはないが自然な演技で、小学生の出産というありえない現実に真剣にむきあっている。
それを引き出した萩生田宏治監督に乾杯!
また、平成の母親女優・宮美子の慈愛に満ちた演技がすばらしいことも付け加えておこう。