ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・競馬必勝法』(東映東京1967:瀬川昌治)を見る。再見。今年3月に浅草名画座で見たばかり。でも、また見てよかった。今回の特集に通って瀬川昌治監督作品の見方がより深くなっているのだから。
これは『次郎長社長と石松社員』シリーズの競馬篇といったところ。進藤英太郎扮する電気メーカー社長が、大井競馬場にて平社員・谷啓と知り合う。お互い社長・社員ということは知らずに、進藤は谷啓に競馬予想のコーチを頼む。という、導入部はシリーズ1作目を思い起こさせる。
二人に予想屋・伴淳三郎とその弟子・山城新伍や谷啓の妻・白川由美などがからんで、後半への一発大必中へとなだれ込んでいく。
瀬川監督と伴淳三郎とのコンビはこれが最初かな。