ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『愛人』(東宝1953:市川崑)

 神保町シアターにて、『愛人』(東宝1953:市川崑)を見る。1200円。
 やっと見ることができ、予想以上におもしろく大満足。これで市川崑作品で未見は17本(78本中)となる。
 有馬稲子(1932.04.03生まれ)と岡田茉莉子(1933.01.11生まれ)が本格的に共演した最初で最後(『告白的女優論』はあるが)の作品。この作品では義理の妹役である有馬のほうが圧倒的に輝いていた。それは監督との恋愛関係があったせいなのだろうか?
 兄に扮した尾棹一浩という俳優は、他に数本しか名前が出ていないが、どんな人だったのかな?