ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『不如帰より 浪子』(オリエンタル映画1932:田中栄三)

 『不如帰より 浪子』(オリエンタル映画1932:田中栄三)を 国立映画アーカイブ(旧名称:フィルムセンター)にて見る。同時上映『ほとゝぎす』(松竹蒲田1922:池田義信)、310円。
 浪子(水谷)は海軍少尉川島(大日方)と幸福な結婚生活を送っていたが、夫が日清戦争に出征中に結核を発病し、家の断絶を恐れる姑(林)から離婚を申し渡される。そして失意の中、彼女の若い命は消えていくのであった、、、。(NFAJパンフより)

 公開当時は114分あったようだが、現存プリントは54分。それでも十分に筋がつながっている。「不如帰」とはこういう話だったのかと再認識(若い頃、知識として詰め込んだと思うがすっかり忘れてしまっていた)。
 新婚、水谷八重子と大日方伝のイチャイチャぶりがなんとも微笑ましい。




2018年8月14日(火)鑑賞。

        スタッフ
監督・         田中 栄三
脚本          森  岩雄
原作          徳富 蘆花
撮影          町井春美、池戸豊

        キャスト
水谷八重子
大日方 伝
汐見  洋
林  千歳
澄川  久
杉村 春子
古川 緑波 - 特別出演
大辻 司郎 - 特別出演
松井 翠声 - 特別出演
徳川 夢声 - 特別出演


公開は、
1932.05.19 内幸町・帝国劇場 / 浅草・大勝館 / 新宿・新宿松竹館
      10巻(3,048メートル) 白黒 スタンダード・サイズ(1.33:1)
      モノラル録音(ウェスターン・トーキー)