フィルムセンターにて『落葉樹』を見たあと、いったん家へ帰り、またフィルセンターへ。自転車で超スピードだと15分で着く。
17時より『さくら隊散る』(近代映画協会=天恩山五百羅漢寺1988:新藤兼人)を見る。広島で被爆死した移動演劇「さくら隊」9人の足どりを再現ドラマとゆかりの人々の証言で構成した記録映画。丸山定夫や園井恵子らが被爆し症状が出て死に至るまでの再現ドラマが凄まじい。こんな原爆映画は見たことない。
以前、不覚にもテレビ放映で見てしまい、今回が完全な初見ではないが、フィルムで観るのは初めてなので、満足。
8月8日に鉄道が復旧してから、収容所を抜け出して汽車に乗り込む仲みどり。裸足で半裸状態、乗客の好奇の目にさらされながらも、ひたすら生への執念だけで東京を目ざす、その凄まじさ。八神康子の迫真の演技、すばらしい。
2006年4月30日鑑賞
スタッフ
監 督 新藤 兼人
脚 本 新藤 兼人
原 作 江津 萩枝
企 画 能登 節雄
〃 池田 生二
製 作 日高 宗敏
〃 高島 道吉
プロデューサー 溝上 潔
〃 新藤 次郎
撮 影 三宅 義行
美 術 重田 重盛
音 楽 林 光
録 音 永峯 康弘
照 明 山下 博
編 集 近藤 光雄
助監督 金高 謙二
スチール 金子 哲也
キャスト
<桜隊>
古田 将士 丸山定夫(俳優、厳島にて8月16日死去)
未来 貴子 園井恵子(俳優、神戸にたどり着き8月21日死去)
八神 康子 仲みどり(俳優、東京にたどり着き8月24日死去)
川島 聡互 高山象三(舞台監督兼俳優、神戸にたどり着き8月20日死去、父は薄田研二)
竹井 三恵 島木つや子(俳優、8月6日即死)
水野なつみ 森下彰子(俳優、8月6日即死、夫は川村禾門)
元松 功子 羽原京子(俳優、8月6日即死)
北川真由美 小室喜代(裏方、8月6日即死、夫は槙村浩吉)
坂上 和子 笠絅子(裏方、8月6日即死)
及川 以造(現・及川いぞう) 槙村浩吉(事務長)
川道 信介 池田生二(俳優)
内堀 和晴 八田元夫(演出)
<日本移動演劇連盟>
黒川 博之 赤星勝美
<珊瑚座>
大林 隆介 乃木年雄
石川裕見子 沢道子
<その他>
小坂井秀行 藤堂
岩倉 高子 中井夫人(園井の静養先で、被爆後は臨終を看取った)
江藤 漢 羽原の父
上杉 二美 羽原の母
広瀬 昌助 散髪屋
清水 一男 太田怜(東京帝大の医学生)
内田 正樹 清水善夫(東京帝大の医学生)
乙羽 信子 ナレーター
<証言者>
千田 是也
滝沢 修
小沢栄太郎
宇野 重吉
松本 克平
瑳峨 善兵
浜村 純
槙村 浩吉 (桜隊事務長)
池田 生二 (桜隊俳優)
倉田 地三
殿山 泰司
乃木 年雄 (珊瑚座座長)
長門 裕之 (『無法松の一生』で園井恵子の息子役)
河原崎国太郎
山本 安英
杉村 春子
利根はる恵 (苦楽座俳優)
葦原 邦子 (宝塚歌劇団18期生、園井と舞台で共演)
桜 緋紗子 (宝塚歌劇団19期生、園井と同期)
内海 明子 (芸名=加古まち子、宝塚歌劇団28期生、園井の臨終に立ち会う)
有馬 智寿
日高 宗敏 (五百羅漢寺貫主)
丸山由利亜 (丸山定夫の姪)
赤星 勝美 (日本移動演劇連盟職員)
清水 善夫 (仲みどりを診断した東京帝国大学の医学生、証言当時は医師)
太田 怜 (同上)
神田 泰雄
桑原 経重
木上 ヌイ
江津 萩枝 (原作者)
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