ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『リカルド・レイスの死の年』(2020:ジョアン・ボテーリョ)




 『リカルド・レイスの死の年』(2020:ジョアン・ボテーリョ)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。5月28日(土)から始まっている「EUフィルムデーズ2022」の1本。310円。
 
O Ano da Morte de Ricardo Reis / The Year of the Death of Ricardo Reis
ポルトガル語/日本語&英語字幕
監督:ジョアン・ボテーリョ
ポルトガル2020年
132分【BD】
 リカルド・レイスは友人フェルナンド・ペソーアの訃報に接し、リオデジャネイロから16年ぶりに帰郷。欧州にファシズムが台頭し、ポルトガルでも独裁体制が敷かれ始めた時代。そんな鉛色の時代にレイスは現実と夢想が溶け合ったかのようなリスボンを彷徨い、白昼夢のような光景のなかでペソーアと邂逅する。今年生誕100年のノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説の映画化。

 例年、パスしていたけど、今回は、前売りチケット販売が変更となったので、そのお試しとして購入鑑賞。スマホでカード決済でチケット購入。スマホに表示されたQRコードを示して入場。チケットぴあとは関係ないので、手数料なし。シニア310円のみ。チケット発券の手間もなし、いいことばかり。
 なんでこの作品を選んだかと言えば、第2次世界大戦中のスペインでのフランコ政権は知っていたが、隣のポルトガルはどうだったのか、という単純な理由から。
 作品では、真正面から政治のことをとらえているわけではないが、スペインと同様にドイツ・ナチスに同調するようなファシズムの独裁政治だったようで、、、。
 それにしても、詩の世界が小説の世界と肩を並べるかそれ以上の位置を占めていたということを確認できたのは収穫かな。
 シネスコサイズ、白黒、ラスト現代のお墓のシーンのみカラーとなる。
2022年6月9日(木)鑑賞


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