『ジャンケン娘』(1955:杉江敏男)を、国立映画アーカイブ2F 長瀬記念ホールOZUにて見る。6月24日(金)から始まった「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」の1本。310円。
ジャンケン娘(92分・35mm・カラー)
東宝のカラー映画4作目として、人気沸騰中のひばり、チエミ、いづみの三人娘の初共演を実現させたミュージカル・コメディ。東京の女子高生ルリ(美空)と由美(江利)は、修学旅行先の京都で仲良くなった舞妓・雛菊(雪村)が上京して人探しするのを手伝うが…。本作で青春コメディのスタイルを打ち出した杉江敏男は、以降も「三人娘」や「お姐ちゃん」、「若大将」などヒットシリーズの作品を多く手がけた。
以上、国立映画アーカイブの解説より
再々見ぐらいかな、、。美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ、3人のうちふたり共演というのはあったけど、3人が揃っての共演は初めて。その後、
1956.08.15『ロマンス娘』(杉江敏男)、
1957.07.13『大当り三色娘』(杉江敏男)、
1964.05.16『ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば』(杉江敏男)、
と、作られているが、一番面白いのは、2作目の『ロマンス娘』。
けれども、1作目も充分楽しめる内容。特に、3人の性格・持ち味をそれぞれ色分けしたのは、カラー作品ならでは工夫で大成功。
美空ひばりは黄色系統の衣服、江利チエミは赤色、雪村いづみは青色、という具合に完全に色分け、キャラクター分けしている。そして、歌う歌も三人三様でかつ均等に歌わせている。
以後の歌謡映画、ミュージカル映画、のお手本になったと言ってもいい、先駆的作品であった。
2022年7月1日(金)鑑賞
スタッフ
監 督 杉江 敏男
脚 色 八田 尚之
原 作 中野 実
製 作 杉原 貞雄
〃 福島 通人
撮 影 完倉 泰一
美 術 村木 忍
音 楽 松井 八郎
録 音 宮崎 正信
照 明 石井長四郎
編 集 岩下 廣一
製作担当者 板谷 良一
助監督 福田 純
振 付 花柳 啓之
〃 鼎 洋二
監督助手 秋山 正
〃 金子 敏治
〃 高橋 薫明
撮影助手 内海 正治
〃 宇野 晋作
〃 志賀 邦一
〃 新井 誠一
照明助手 金子 光男
〃 荒井 定邦
〃 江夏 昭三
〃 兼田 晴雄
〃 山田 節二
〃 市川 裕
〃 広沢 賢次
照明準備・照明機材
伊久間 衛
録音助手 宮本 陽弘
〃 横井 宏之
〃 内田 三郎
音響技術 高橋 隆
〃 田中 仲造
美術助手 立川 英明
〃 野村 恵子
舞台責任者(大道具責任者)
原田 武
〃 池田 勝雄
舞台組付(大道具組付)
小沢 一雄
小道具 杉本 茂
〃 佐伯 慎也
衣裳 山口美江子
特殊機械・特機 関根 正男
〃 渡辺 豊志
技髪 山田順二郎
記録 矢口 良江
スチール 高木 暢二
経理担当 荒木 明
宣伝係・宣伝 加納 篤
製作係 小池 忠司
公開年月日:1955.11.01
上映時間:92分
製作会社:東宝
配給:東宝
キャスト
美空ひばり 阿佐見ルリ
浪花千栄子 お信(ルリの母親、旅館あざみの主人)
高田 稔 北島(ルリの父親、フランス大使)
一の宮あつ子 北島夫人
江利チエミ 千明由美
小杉 義男 公明(由美の父親、彫刻家)
南 美江 絹子(由美の母親)
雪村いづみ 雛菊(京都の舞妓)
沢村 貞子 おいね(祇園のお茶屋女将、お信の親友)
山田 真二 斎藤又兵衛(雛菊の初恋相手)
小川虎之助 重兵衛(斎藤の父親、大会社社長)
龍岡 晋 須村(画家、公明の親友)
岡村 文子 亀沢先生(ルリ・由美の担任)
瀬良 明 桑原先生(修学旅行引率教員)
江原 達怡 森政治(ルリ・由美の同級生)
福田 和郎 堺(ルリ・由美の同級生)
塩沢登代路 踊りの師匠
三田 照子 旅館あざみの使用人
大城 政子
広瀬 正一 彫刻のモデル
上遠野路子
記平 佳枝
若水 玲子
杉山 典子
山田 彰
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