『人魚伝説』(ディレクターズ・カンパニー=ATG1984:池田敏春)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)・小ホールにて見る。10月25日から始まった「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」の1本。310円。再見。
『人魚伝説』(109分・35mm・カラー)
台風襲来による撮影中断などを乗り越え完成したディレクターズ・カンパニーの長篇第1作で、池田敏春にとって念願の初の一般映画。夫(江藤)を殺害された海女(白都)の凄絶な復讐を描く。利権のからむ原発設置計画など海辺の町がかかえる問題を描く一方、美しい海の風景と血しぶきまみれの復讐シーンの描写が鮮烈で、ファンタジーに突き抜ける力をもった作品となった。
以上、NFAJの解説より。
血のり、血しぶき、返り血、真っ赤のオンパレード。常軌を逸したその演出ぶりには、監督の底知れぬ闇を感じてしまう。
池田敏春の日活同期入社・根岸吉太郎がプロデューサーだが、撮影前は黒髪だったのが、撮影後は白髪になってしまった、という噂である。それだけアクシデント連続の過酷な現場だったとのこと、、、。
のぶ役は関弘子となっているが、どう見ても、千石規子にしか見えなかったのだが、、、。真実はいかに?
2022年10月26日(水)鑑賞
スタッフ
監 督 池田 敏春
脚 本 西岡 琢也
原 作 宮谷 一彦 (竹書房刊)
企 画 多賀 祥介
製 作 佐々木史朗
〃 宮坂 進
プロデューサー 根岸吉太郎
〃 山本 勉
撮 影 前田 米造
水中撮影 中村 征夫
美 術 小川富美夫
音 楽 本多 俊之
録 音 小野寺 修
照 明 井上 幸男
編 集 川島 章正
記 録 白鳥あかね
助監督 白石 宏一
スチール 関谷 幸三
製作担当 長田 忠彦
製作進行 上原 英和
〃 石川 賢一
企画協力 奥山 和由
撮影助手 丸池 納
〃 鈴木 悟
〃 坂江 正明
照明助手 石垣 悟
〃 金子 雅勇
〃 斉藤 志伸
〃 町田 修一
装 飾 足立 茂
小道具 冨沢 幸男
編集助手 奥原 茂
〃 堀口 正則
録音助手 林 大輔
〃 横野一氏工
効 果 斉藤 昌利
リーレコ 中村 洋
水中撮影助手 大方 洋二
〃 加藤 庸二
〃 松元 恵
〃 藤形 誠一
〃 山本 泰彰
擬 斗 森岡 隆見
助監督 渡辺 容大
〃 上山 勝
メイク 小沼みどり
方言指導 坂中功一郎
にっかつスタジオセンター
NK特機
第一衣裳
三和映材
日本照明
東洋現像所
公開年月日:1984.04.14
上映時間:110分
カラー/スタンダード(1:1.37)
製作会社:ディレクターズ・カンパニー=ATG
配給:ATG
キャスト
白都 真理 佐伯みぎわ
江藤 潤 佐伯啓介(みぎわの夫)
清水健太郎 宮本祥平(輝正の息子)
神田 隆 花岡大治(衆議院議員)
加藤 和夫 太田(近畿電力幹部)
辻 萬長 谷(近畿電力・太田の部下)
江見俊太郎 波摩町町長
峰 祐介 漁協幹部
水村 泰三 作業服の男
小林 文隆 作業服の男
清水 宏 宮本土木の幹部(短髪の客の男)
灰地 順 警官
榎木 兵衛 漁協組合長
柳 有 漁師
矢野 隆 漁師
鈴木 大輔 漁師
野口 義広 漁師
田中 新二 漁師
志摩 晶 漁師
青木 義朗 宮本輝正(宮本土木社長)
宮下 順子 夏子(渡鹿野島のスナックママ)
関 弘子 のぶ(渡鹿野島でみぎわの食事の世話をする)
宮口 精二 辰男(のぶの夫)
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