ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『鬼の詩』(鐵プロ=ATG1975:村野鐵太郎)


以上、『鬼の詩』(鐵プロ=ATG1975:村野鐵太郎)より


 『鬼の詩』(鐵プロ=ATG1975:村野鐵太郎)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

鬼の詩(93分・35mm・カラー)
追悼:(出演)片桐夕子(露)
 明治末期の上方落語家・二代目桂米喬をモデルにした藤本義一直木賞受賞作を映画化。はみ出し者の馬喬(桂)に放っておけない思いを抱いた寄席のお茶子・露(片桐)は、妻となって門付けの旅に同行する。1970年に日活に入社してロマンポルノでスターとなった片桐夕子は、70年代半ば以降は一般映画やTVでも幅広く活躍した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見は、1975年8月25日(月)新宿ヴィレッジ II にて。あばた顔にキセルをぶら下げる奇怪な映像にいい印象がなく、それをずっと引きずっていた。
 今回、再見して、あのキセルの映像の印象は変わらなかった。でも、そこに至る映像の数々、寄席の高座、楽屋の狭い空間、あるいは二人で農村をかど付けして回るシーン、など。その濃密な映像美。さすが大映で鍛えた演出力。すばらしい。
 その成功の一端というか、半分以上は片桐夕子の存在だ。そのひたむきさ、明るさ、愛らしさ、何があっても動じない存在感、さすが、追悼作品に選ばれただけのことはある。納得の選定。
2023年7月14日(金)鑑賞
 
       キャスト
監 督        村野鐵太郎
製 作        村野鐵太郎
 〃         本郷  淳
 〃         多賀 祥介
原 作        藤本 義一
脚 本        藤本 義一
 〃         杉浦  久
 〃         村野鐵太郎
撮 影        吉岡 康弘
撮影助手       高間 賢治
 〃         下平 元巳
照 明        大石 弘一
照明助手       渡辺 三雄
美 術        上野  堯
美術助手       松下 照夫
宝飾工芸       秋山太一郎
編 集        中静 達治
編集助手       角井 綾子
 〃         渋谷 英子
音 楽        林   光
■曲指導       豊竹和佐太夫
■曲指導       豊竹 鶴玉
録 音        日吉 裕治
 〃         太田 六敏
録音所        櫂の会
効 果        東洋音響
製作主任       静川 和夫
演出補        岡村  精
助監督        中島 芳人
 〃         笹倉  隆
 〃         原田 眞治
衣 裳        加藤 昌廣
 〃         京都衣裳
メーキャップ     井筒 俊彦
結 髪        林美粧商店
かつら        山崎 有限
現 像        東洋現像所
題 字        藤本 義一
タイトル■■      本郷  新
タイトル構成     渡辺竹三郎
考 証        吉田留三郎
製作協力       映像京都
 〃         伊勢大神楽講社
 〃         大阪仁○加保存会
 〃         近藤 治夫
 〃         林  秀樹

       キャスト
桂 福団治      桂馬喬
片桐 夕子      露
露乃 五郎      桂露久
中原 早苗      お藤
信  欣三      鍼灸
井川比佐志      馬喬の養父
本郷  淳      せん馬
早川 雄三      月亭文都
伊達 三郎      仁輪加
入江 洋佑      医師
蛍 雪太朗      文雀
一輪亭花咲      詩吟師
浮世亭歌楽      剣舞
江藤  潤      
渡辺  潔      
石山 雄大      
福原 圭一      
露の團丸
露の都
笑福亭松鶴      冒頭の対談
藤本 義一       〃

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