ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『この声なき叫び』(松竹大船1965:市村泰一)



以上、『この声なき叫び』(松竹大船1965:市村泰一)より


 『この声なき叫び』(松竹大船1965:市村泰一)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

この声なき叫び(97分・35mm・白黒)
追悼:(出演)田村正和(佐々木晋一)
ニュープリント
 病弱な母と暮らす工員の晋一(田村)は、耳が不自由なために母殺しの疑いをかけられる。田村正和はTVドラマの端役を経て『永遠の人』(1961:木下惠介)で本格デビュー。本作では初の単独主演を務め、瑞々しい感性を画面に漲らせている。以後、TVドラマでニヒルな二枚目からコミカルな役まで幅広く演じ、人気を集めた。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
 4歳の時に病気で耳が聞こえなくなった佐々木晋一が母親殺害の容疑者になってしまい、周りの人々の必死の努力により、無罪を勝ち取るお話。
 肝心の田村正和より、香山美子の弟が列車事故で命を落とすエピソードに涙を流してしまう。
 刑事や検事の取り調べで、通訳者らしき人が付き添うが、ほとんど出番がないくらい田村が即答している。どのくらい口の動きで理解しているのか、もう少し細かな演出が必要だったのでは。ろうあ者に寄り添った作品なのに、そのあたりが製作者側の理解不足かな、、、。
 真犯人が終盤突然出てくるのも、なんだかなあ、、、、。
2023年7月16日(日)鑑賞

       スタッフ
監 督        市村 泰一
脚 色        柳井 隆雄
 〃         石田 守良
 〃         今井金次郎
原 作        西村京太郎「四つの終止符」
製 作        脇田  茂
撮 影        小原 治夫
美 術        熊谷 正雄
音 楽        小川 寛興
録 音        熊谷  宏
照 明        佐久間丈彦
編 集        杉原 よ志
スチル        篠崎 友克

公開年月日:1965.01.30
上映時間:100分
製作会社:松竹大船
配給:松竹
モノクロ/シネスコ/35mm

       キャスト
香山 美子      石母田幸子
田村 正和      佐々木晋一
南田 洋子      松浦時枝
園井 啓介      古賀(新聞記者)
荒木 道子      佐々木辰子(晋一の母親)
菅井 きん      田辺ウメ(佐々木家と同じ長屋)
志村  喬      大坪(辰子の主治医)
笠智  衆      館野(聾学校校長)
野々村 潔      江東署署長
高野 真二      木崎警部補
庄司 永建      田島刑事
宗方 勝巳      広瀬刑事
倍賞千恵子      聾学校教師
丹  英二      樫村雄介(富子の夫)
木村 俊恵      樫村富子(薬局経営)
山本 幸栄      北見徳助
北村 和夫      宝井清太郎(弁護士)
林家 珍平      町工場の工員
吉野 憲司      町工場の工員
田原弘二郎      町工場の工員
青山  宏      クリーニング屋
水木 涼子      たばこ屋のお内儀
中田 耕二      陶東飯店主人
世志 凡太      町村(晋一の同僚)
信  欣三      裁判長

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