以上、『裸体』(にんじんくらぶ1962:成澤昌茂)より
『裸体』(にんじんくらぶ1962:成澤昌茂)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。
裸体(85分・35mm・カラー)
追悼:(監督・脚本)成澤昌茂、(出演)川津祐介(宗太)
NEW(ニュープリント)
脚本家として溝口健二作品などで名高い成澤昌茂は、本作で監督に進出して5本を演出。「荷風原作で裸体に自信を持ち自惚れた女の子が誇らしげに自ら進んで転落していく姿を描いた」と語った。『青春残酷物語』(1960:大島渚)に主演後、1961年にフリーとなった川津祐介が、ヒロインの幼馴染の青年役で出演している。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
再見。
あっけらかんと、男から男へと渡り歩く左喜子。このまま突き進むかと思いきや、後半になるとシリアスになり、涙を流したりして、、、。最後まで男をしゃぶりつくす姿勢を貫いたのなら傑作になったかもしれないのに、、、、。なんだか、決着をつけられず、投げ出したような終わり方は残念無念。
瑳峨三智子と山田五十鈴が共演してはいるが、同じシーンでの対面はなし。この作品以降、瑳峨三智子の主演作はなし。
2023年8月13日(日)鑑賞
スタッフ
監督・脚色 成澤 昌茂
原 作 永井 荷風
製 作 白井 昌夫
〃 若槻 繁
撮 影 川又 昂
美 術 宇野 耕司
音 楽 武満 徹
〃 湯浅 譲治
録 音 栗田周十郎
照 明 三浦 礼
編 集 浜村 義康
スチール 赤井 博且
助監督 稲垣 公一
助監督 田中 康義
公開年月日:1962.11.08
上映時間:85分
カラー/シネスコ/35mm
製作会社:文芸プロダクションにんじんくらぶ
配給:松竹
キャスト
瑳峨三智子 岡村左喜子
菅井 一郎 父・清助
浦辺 粂子 母・もよ
飯田 蝶子 祖母・とく
中村 晃子 妹
千秋 実 佐々木(税理事務所所長)
坊屋 三郎 久保(左喜子・君子の上司)
松尾 和子 君子(税理事務所事務員→歌手)
菅井 きん たみ(清掃員)
稲川 善一 三野
川津 祐介 宗太(左喜子の幼なじみ)
吉野 憲司 祐三(左喜子の幼なじみ)
三井 弘次 倉田(銭湯の大家)
長門 裕之 高杉(不動産屋社員)
田中 春男 津田(バレエ教室経営)
進藤英太郎 兵藤(代議士)
杉浦 直樹 中根(代議士に取り入ろうとする会社社員)
土紀 洋児 吉岡(代議士に取り入ろうとする会社上司)
山田五十鈴 栄子(秘密クラブのママ)
浪花千栄子 なか(左喜子が間借りする大家)
楠田 薫 ジュディ(銭湯の夜の女)
旭 輝子 木の実(銭湯の夜の女)
宝 みつ子 マリー・エンジェル(ダンサー)
浜村 純 煙草屋の老人
中山 千夏 煙草屋の少女
佐々木 功 ハンサム・ボーイ
大杉 莞児 露店の親爺
青山 宏 白タクの運転手
野々 浩介 ユーカリの店員
水木 涼子 浮寝(連れ込み旅館)の女中
堀 真奈美 浮寝(連れ込み旅館)の小女
西村 晃 税務署調査員A
丹 英二 税務署調査員B
土田 桂司 フタバの店員
津村 映次 三越裏の的屋
近藤 良和 三越裏の学生
中村 是好 ストリップを見るヒヒ爺
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