ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『バックが大好き!』(にっかつ1981:小原宏裕)



以上、『バックが大好き!』(にっかつ1981:小原宏裕)より


 『バックが大好き!』(にっかつ1981:小原宏裕)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。同時上映『濡れた唇』(日活1972:神代辰巳)、310円。

バックが大好き!*(65分・35mm・カラー)
追悼:(出演)朝比奈順子(美女)
 結婚前に男性100人斬りを目指す美女<ミメイ>(朝比奈)と男嫌いになった黎(早川)の友情と冒険を描くコメディタッチの作品。朝比奈順子は、宝塚歌劇団出身で70年代のアイドル活動を経て、1981年からロマンポルノで人気を博し84年以降はTVを中心に活躍した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 再見。
 1981年当時の私の9段階評価表では☆1/2、つまり3点。1981年のにっかつ3本立ては全部見た。その中で最高点は『狂った果実』(根岸吉太郎)と『悪女軍団』(小沼勝)の7点。6点評価が8本。というわけで、3点はかなり低い評価だった。
 今回、あらためて見たら、主人公がイキイキしている。1か月後に結婚を控えているミメイは、チン拓100枚達成にあと30。そのために札幌から東京へやってくる。1日1~2人のペースでの男狩り。男に頼らず、自立しているたくましさ。スカッとする。東京で居候する高校の同級生・黎も、SMのトラウマを克服したら、逆に男たちをSMの餌食にしまくるたくましさ!
 70年代のロマンポルノは、犯されてたくましくなっていく女たちを描いていたのが、この80年代のロマンポルノは最初から自立している女たちを主人公にしている作品が多くなってきたような気がする。
2023年8月15日(火)鑑賞

       スタッフ
監 督        小原 宏裕
脚 本        伴  一彦
企 画        進藤貴美男
プロデューサー    林   功
制作補        鶴  英次
撮 影        水野尾信正
美 術        川船 夏夫
音 楽        甲斐 八郎
録 音        福島 信雅
照 明        矢部 一男
編 集        川島 章正
助監督        鈴木 潤一
スチール       目黒 祐司
公開年月日:1981.07.10
上映時間:65分
カラー/シネスコ/35mm
製作会社:にっかつ
配給:にっかつ

       キャスト
朝比奈順子      美女<ミメイ>
早川 由美      黎(木村のトラウマからレズになる)
岸田 麻里      真純(女子大生のレズ)
石田 和彦      深見(ミメイとセックス55時間)
中丸  信      木村(黎の上司でSM猟奇する)
錆堂  連      高倉文太(オカマママ→マスター)
伊藤 哲哉      セールスマン(美女の東京での最初の相手)
吉原 正皓      中年男(真純の最初の相手)
影山 英俊      リーゼントの若者(黎からSM被害にあう)
荻原 徹也      ポパイ少年

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