ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『高校生芸者』(大映東京1968:弓削太郎)






以上、『高校生芸者』(大映東京1968:弓削太郎)より


以上、「大映五人娘」


 『高校生芸者』(大映東京1968:弓削太郎)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。310円。

高校生芸者(79分・35mm・白黒)
追悼:(出演)水木正子(南坂たみ子)
NEW(ニュープリント)
 花柳界に飛び込んだ高校生4人組が、しきたりに捉われずにドライな感覚で荒稼ぎして騒動となる青春映画。「十代路線」の中の艶笑コメディで、大人たちを手玉にとるヒロインを水木正子が好演している。水木は大映演技研究所を経て1965年に第18期大映ニューフェイスに合格し、「大映五人娘」の1人として活躍。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
 東京から2時間の地方都市。昼は紡績工場で働きながら夜間高校で学ぶ水木正子。雲隠れした芸者・ひで香を見つけたことから懸賞金50万円を貰う。紡績工場の3年分の給料と同じ。芸者は儲かると考え、芸者となる。昼の学校に転校して、芸はない、身体は売らない、売りは「ワカメ酒」。たちまち評判を呼び、仲間3人も引き入れ、「分富士」の鑑札をゆずり受けて独立。処女を守って身体は売らない、学校は1日も休まず勉強に励む、などの5つの誓いのもとにせっせと稼ぐが、、、。
 表面上はえげつないが、中身は真面目。男にたよらず、色恋に溺れず、貧乏から脱出するために働く。現代にも通じる考え方でなかなか良い。主演の水木正子がこんなに上手い俳優だったとは思わなかった。
 水木正子(みずき まさこ)、1948.07.18~2021.03.15、埼玉県新座市出身。1965年9月、大映演技研究所入所。1966年3月に同研究所卒業、大映専属女優となる。「マコ」の愛称で、南美川洋子、渥美マリ、八代順子、津山由起子と共に「大映五人娘」として売り出された。
2023年8月25日(金)鑑賞

       スタッフ
監 督        弓削 太郎
脚 本        高橋 二三
企 画        藤田 昌一
 〃         斎藤米二郎
撮 影        渡辺 公夫
美 術        間野 重雄
音 楽        池野  成
録 音        三枝 康徐
照 明        木村辰五郎
編 集        糸井 敬男
スチル        柳沢 英雄
助監督        岡崎  明
製作主任       沼田 芳造
公開年月日:1968.09.21
上映時間:79分
モノクロ/シネスコ/35mm
製作会社:大映東京
配給:大映

       キャスト
水木 正子      南坂たみ子
八代 順子      関根直江(旦那をとる直前で夜逃げ)
渥美 マリ      小西やえ子(恋人ができ辞める)
津山由起子      上野安代(田舎へ帰る)
長谷川待子      りん哉(売れっ子芸者)
中村 是好      梶原文造(芸者置屋「分森田」主人)
菅井 きん      梶原トキ(芸者置屋「分森田」女将)
富田仲次郎      寺井教頭(女子高校)
三崎千恵子      さかえ(料亭の女将)
田中三津子      君勇(「分森田」の芸者)
甲斐 弘子      桃太郎(「分森田」の芸者)
米山ゆかり      ぽん太(「分森田」の芸者)
村田扶実子      お久(「分森田」の女中)
大泉  滉      塚本(料亭の客)
山茶花 究      笹山(PTA会長)
目黒 幸子      笹山あや子(PTA会長夫人)
津田  駿      本田(たみ子たちに理解を示す教師)
南美川洋子      咲子(芸者志望の女子高生)
須藤 道子      ひで香(旦那をとる直前で雲隠れした芸者)
河原 侃二      沼田老校長
三島 愛子      踊りの師匠
真杉 美智子     芸者A
花村 泰子      芸者B
仲村  隆      刑事A
此木  透      刑事B
谷  謙一      紳士A
隅田 一男      紳士B
新宮 信子      PTA夫人A
白井 玲子      PTA夫人B

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