以上、『クジラのいた夏』(2014:吉田康弘)より
『クジラのいた夏』(2014:吉田康弘)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。同時上映『灰土警部の事件簿 人喰山』(2009:にいやなおゆき)、310円。
クジラのいた夏(89分・DCP・カラー)
追悼:(録音)光地拓郎
『灰土警部の事件簿 人喰山』は墨絵と音響で構成された異色ホラー作。富山でのロケ撮影により地方都市の青春群像を描く『クジラのいた夏』では、上京を思い立ったチューヤ(野村)が仲間たちとの送別会に揺れ動く。富山出身の光地拓郎は、東京藝術大学大学院映像研究科を修了後、2011年より録音を中心に活躍し、2020年には『ラストレター』(岩井俊二)、『脳天パラダイス』(山本政志)なども手がけている。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
初見。
冒頭の高校のプールのシーンがダラダラと長いと思ったら、時が移って、東京へ行こうとする車移動のシーンはもっと長かった。何も起きない。時々高校時代の回想が差し込まれるが、自己感傷に浸りきっていて、イライラする。
やっと、夜のスナックで、あこがれの弓子先輩と再会して、動き出すが、、、、。それまでがダラダラと過ごしていたので、面白み半減。
結局、東京へ旅立っていくチューヤだが、明るい展望があるとは少しも思えない、、、。
『キトキト!』(2007)、『旅立ちの島唄 十五の春』(2013)、『江ノ島プリズム』(2013)、と好調だった吉田康弘監督。この『クジラのいた夏』(2014)、『バースデーカード』(2016)、『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』(2018)と足踏み状態、、、。がんばれ!吉田康弘監督。
2023年8月26日(土)鑑賞
スタッフ
監 督 吉田 康弘
脚 本 大浦 光太
〃 吉田 康弘
企 画 村田 亮
製 作 井本 直樹
〃 丸山 勇雄
〃 佐伯 寛之
〃 長田 安正
〃 菅谷 英一
プロデューサー 大垣 修也
〃 吉見 秀樹
撮 影 千足 陽一
音 楽 きだしゅんすけ
録 音 光地 拓郎
照 明 佐藤 宗史
編 集 細野優理子
スタイリスト EIKI
衣 装 松本 達也
ヘアメイク 三沢 友香
キャスティング EIKI
振り付け 野村 涼子
公開年月日:2014.05.03
上映時間:89分
製作会社:「クジラのいた夏」製作委員会(ポニーキャニオン=HORIZON=サモワール=ユナイテッドエンタテイメント=グループファーストエース)
制作プロダクション:サモワール
配給:ユナイテッドエンタテインメント
カラー/ビスタ/デジタル
キャスト
野村 周平 チューヤ
松島 庄汰 J
浜尾 京介 ギズモ
松岡 卓弥 町田
佐津川愛美 弓子
土井 玲奈 有栖川圭子
気谷ゆみか 風俗嬢
小野 賢章 来夢(ストリートダンサー)
大坪あきほ スナックのホステス(実は女子高生)
鈴木 美香 スナックのママ
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