『冬の日 ごごのこと』(1964:杉原せつ)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の1本。同時上映『生態系ー29ー密度3』(2021:小池照男)、『ゼロの発見』(1963:杉原せつ)、310円。
冬の日 ごごのこと(22分・35mm・白黒)
追悼:(監督・脚本)杉原せつ、(音響)大野松雄
杉原せつは、日本映画社を経て戦後はフリーで脚本や演出を手がけた。大野松雄は音響デザイナーとして、TVアニメ『鉄腕アトム』(1963~66)や文化映画で活躍した。『冬の日 ごごのこと』では、はぐれてしまった仔犬と少女が再会するまでを詩的に描く。『ゼロの発見』は吉田洋一の名著をもとに数字の歴史をアニメーション化。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
少女が仔犬を連れてお買い物のお使い。閑静な住宅街から商店街へ。肉屋、八百屋、など、買い物かごいっぱいになるくらいの買い物。帰りにちょっと寄り道。広い草っぱらで子供たちが遊んでいる。少年たちが仔犬にじゃれあって、鎖を外してしまう。仔犬は駆け出し、少女は追いかける。やがて見失う、、、。最後は、クリーニング屋さんや少年二人の助けがあって、無事再会、、。『赤い風船』的な音楽だけで構成されたポエム感あふれる佳作であった。
2023年8月26日(土)鑑賞
スタッフ
監督・脚本 杉原 せつ
撮 影 瀬川 浩
音 楽 松村 禎三
音 響 大野 松雄
製作年:1964年
制作会社:アジア映画社
↓ にほんブログ村ランキングに参加しています。
下記 ↓ のバナーをクリックしてください。
ブログのランキングが表示されたら、下部の「ぴくちゃあ」ロゴを再度クリックしてください。
ランキングアップに協力お願いします。