ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『浮草日記』(山本プロ=俳優座1955:山本薩夫)

 ラピュタ阿佐ヶ谷にて『浮草日記』(山本プロ=俳優座1955:山本薩夫)を見る。津島恵子特集の第7週目である。
 シリアスな面とコミカルな面が半々といったところで、うまく融合しているとはいえない。これが1960年代にはいると、山本薩夫作品は俄然おもしろくなる。笑いのコツをつかんだわけだ。
 津島恵子は、座長・東野英治郎の養女に扮して、男勝りの色気のない娘役として舞台に立っている。