ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『仇討崇禅寺馬場』(東映京都1957:マキノ雅弘)

 フィルムセンターにて『仇討崇禅寺馬場』(東映京都1957:マキノ雅弘)を見る。再見。500円。
 話は暗く、悲劇的。しかし、大友柳太郎の根が陽気なキャラクターに助けられ、それほどの陰々滅々さからは救われている。
 そしてこの作品、相手役・千原しのぶの最高傑作でもある。クールビューティーである彼女のお色気が全開したのは、マキノ演出なればこそである。千原と大友のラブシーンに酔いしれる映画である。