ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『峠を渡る若い風』(日活1961:鈴木清順)





以上、『峠を渡る若い風』(日活1961:鈴木清順)より


 『峠を渡る若い風』(日活1961:鈴木清順)を、神保町シアターにて見る。「生誕100年・鈴木清順 野口博志鈴木清順 日活撮影所で活躍した二人の映画監督の知られざる師弟関係」特集の1本。1100円。デジタル上映。
 旅に出た学生・和田浩治。お金がなくて峠を歩いていると、奇術一座のトラックに乗せてもらう。何やら、伊豆の踊子風な展開。さらに、諏訪神社(茨城県佐原にあるという設定)のお祭りではテキヤ一家と仲良くなり、さらに東北へのお祭りを旅する。
 旅一座やテキヤ仲間など登場人物がゴチャゴチャといっぱい出ていて、楽しい。殺しを頼まれたヤクザ・金子信雄がサッパリとした愛嬌あるキャラクターを演じていて、これまたうれしくなる。
 縁日の裏で、一座の藤村有弘と和田浩治との決闘。かき氷のシロップを和田の白シャツにかけられる。赤シロップだと、背景がパッと赤に、黄色だと黄色の背景、という風に色使いの変化で遊んでいる鈴木清順。この作品が原点らしい。
 和田浩治がバイト先の工場が倒産して給料替わりに押し付けられた大量の色とりどりの女性用下着、これを縁日で売りさばくという設定も、色使いの遊びかな、、、。
2023年9月10日(日)鑑賞

       スタッフ
監 督        鈴木 清順
脚 色        池田 一朗
 〃         高橋 二三
 〃         森本 吉彦
原 作        秘田余四郎
企 画        柳川 武夫
撮 影        伊佐山三郎
美 術        千葉 和彦
音 楽        大森盛太郎
録 音        沼倉 範夫
照 明        安藤真之助
編 集        鈴木  晄
スチル        石川 久宣
スクリプター     桑原みどり
助監督        坂口喜久男
製作主任       亀井 欽一
色彩計測       滝田 直之
技 斗        峰  三平
奇術指導       松旭斎天遊
振 付        雨宮  輝
挿入歌        島倉千代子襟裳岬
 〃         井上ひろし「思い出だけじゃつまらない」
 〃         伊東  満「相馬新唄」
公開年月日:1961.08.27
上映時間:84分
カラー/シネスコ/35mm
製作会社:日活
配給:日活

       キャスト
和田 浩治      船木信太郎
森川  信      今井金洋
初井 言栄      今井金花(金洋の妻)
清水まゆみ      今井美佐子(金洋・金花の長女)
刈屋ヒデ子      今井めぐみ(金洋・金花の二女)
星 ナオミ      マリリン朱実(ストリッパー)
土方  弘      エディ村川(今井金洋一座)
藤村 有弘      ジョージ望月(今井金洋一座)
藤田山        ヘラクレス佐野(今井金洋一座、怪力)
杉  狂児      ピエロ・栗田源次(今井金洋一座、元ヤクザ)
織田 俊彦      今井金洋一座
金子 信雄      おてぶらの健(ヤクザ)
藤岡 重慶      仙波一家・青木(テキヤ)
青木 富夫      仙波一家・満月の三平(テキヤ)
二本柳 寛      山口敏男(会津若松の興行主)
近藤  宏      秋田久助(興行主)
清水千代子      ハルちゃん
長   弘      バスの運転手
久松 洪介      佐助
山田 禅二      勝又(東北地方?の興行主)
光沢でんすけ     良助
高田 栄子      駅の売店の売子
島倉千代子      歌手
井上ひろし      歌手
緑川  宏
二階堂郁夫
小野 武雄
浜田 義則
高橋  明
戸波 志朗
澄川  透
横田 陽子
武部とき子
ファンキー・ガイズ
日活ファミリーダンシングチーム

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