『ひろしま』(日本教職員組合1953:関川秀雄)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「月丘夢路 井上梅次 100年祭」特集の1本。310円。
ひろしま(104分・35mm・白黒)
戦後も続く惨状を伝えるため、被ばく児童の作文集「原爆の子 広島の少年少女のうったえ」を題材に、多くの広島県民の協力を得て日本教職員組合が製作した。被爆者を含む約9万人がエキストラとして参加した原爆投下直後の再現シーンでは、月丘が女教師を熱演している。出身地の広島市中区大手町が爆心地となった月丘は本作に無償で出演した。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
再見。
現代の高校で岡田英次クラスの授業中、貧血で倒れた生徒が、大庭みち子。その少女時代に原爆被災して、その時に母親・山田五十鈴と弟が亡くなったという設定。離れて被災した姉の担任教師が月丘夢路らしい。被災地を長男・一郎を探しまわる加藤嘉。亡骸を埋葬した後に、本人も死んでしまう。その亡骸を見て妹・洋子は逃げ出し、それ以降行方不明に。ひとり残された次男・幸夫は10代後半に成長しているという現代。岡田英次と幸夫の接点は学校?一度は高校に入ってその後中退したのかな?
という推測は見終わってからで、見ている間は、説明が一切ない。ただ。ただ、ゾンビのようにうごめく被災者たちの生き地獄に圧倒されっぱなしであった。相乗効果として、伊福部昭の音楽は一番あっていた。
2023年11月12日(日)鑑賞
スタッフ
監 督 関川 秀雄
脚 色 八木保太郎
原 作 長田新編「原爆の子」より
製 作 伊藤 武郎
撮 影 中尾駿一郎
〃 浦島 進
美 術 平川 透徹
〃 江口 準次
音 楽 伊福部 昭
録 音 安恵 重遠
照 明 伊藤 一男
〃 飯塚 茂
〃 鈴木 貞雄
編 集 河野 秋和
編集助手 宮森みゆり
特殊撮影 小松 浩
撮影助手 荒牧 正
〃 池田 傳一
美術助手 吉崎 豊治
美術大道具 櫻井 勝義
美術小道具 金杉 正彌
美術背景 小松 乙彦
録音助手 大家 忠男
〃 杉浦 菊麿
製作主任 浅野 正孝
監督補佐 小林 太平
監督助手 沼沢伊勢三
〃 吉田 功
〃 熊井 啓
記 録 城田 孝子
特殊技術 武田謙之助
〃 高山 良策
〃 勢 満雄
効 果 成田 梅吉
衣 裳 水野仙太郎
結 髪 柏木みち子
スチール 大沢 銀次
演技事務 門馬 文一
進 行 奈良 要
協力:広島市
協力:日本労働組合総評議会
協力:広島県労働組合会議
協力:原爆の子友の会
協力:原爆被害者の会
協力:株式会社広島電鉄
協力:株式会社藤田組
公開年月日:1953.10.07
上映時間:109分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:日教組プロ
配給:北星
キャスト
岡田 英次 北川先生
月丘 夢路 米原先生
神田 隆 千田先生
利根はる恵 保母
加藤 嘉 遠藤秀雄
河原崎しづ江 妻・よし子
戸田 春子 遠藤家の近所
亘 征子 遠藤洋子(幸夫の妹、1945年)
月田 昌也 遠藤幸夫(1953年現代)
花澤 徳衛 幸夫の伯父
山田五十鈴 大庭みね
松山梨繪子 大庭町子(原爆投下時の米原先生クラス)
町田いさ子 大庭みち子(現代の北川先生クラス)
南 雅雄 大庭明男(みち子の弟、赤ん坊)
佐脇 一光 河野誠(現代の北川先生クラス)
薄田 研二 仁科博士
信 欣三 学者
原 保美
岸 旗江
徳永 街子
三島 雅夫 医者
永田 靖 軍人幹部
龍岡 晋
河村 弘二
高野 恭明
小沢 眞弓
村瀬ひろみ
松山英太郎
河原崎健三
岩見十鯉男
石島房太郎
協力 肇
山田 好一
島田 屯
望月 伸光
下條 正己
島田 敬一
織田 政雄
鈴木 茂
福地 悟朗
野添 健
田辺 若夫
高野 二郎
忍 節子
梅津 栄
後藤田由子
田村 保
米倉 栄
高杉 公
和田 潜
小野 武夫
片岡 暉
加藤 浩子
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