以上、『朝の波紋』(スタヂオ・エイト・プロ=新東宝1952:五所平之助)より
『朝の波紋』(スタヂオ・エイト・プロ=新東宝1952:五所平之助)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。4月9日(火)から始まった「生誕100年 高峰秀子」特集の1本。310円。
朝の波紋(103分・35mm・白黒)
6ヵ月間のパリ滞在から帰国後の復帰第1作。貿易会社の敏腕秘書・篤子(高峰)は大手商社の営業部員(池部)をライバル視するが、やがて惹かれあう。高見順の新聞連載小説を映画化し、戦後復興期の東京を舞台として機敏に働く新しい女性像を中心に個性豊かな人物たちを魅力的に描く。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
再々見。
高峰秀子が外国人相手に流暢に英語をしゃべり、商談を成立させたりする小さな貿易会社の社員。池部良は大きな貿易会社の営業社員。この二人に岡田英次がからむ恋模様。でも、仕事ぶりはしっかりと描きこんでいるので、二人の恋愛を応援したくなる気分にさせてくれる。
五所平之助はの自然を背景にしたセリフなしの人物描写が上手すぎる。やはりサイレント作品で鍛えた撮影術があるからなのだろう。
高峰の住むところが六本木。1952年当時は、空襲の跡や林の木々がうっそうとしていて、今の六本木からは信じられないくらいの荒れ地だったようだ。
2024年4月21日(日)鑑賞
スタッフ
監 督 五所平之助
製 作 平尾 郁次
製作補 山崎 喜暉
製作主任 山本喜八郎
原 作 髙見 順(朝日新聞連載.出版)
脚 本 館岡謙之助
撮 影 三浦 光雄
照 明 佐藤 快哉
美 術 進藤 誠吾
編 集 長田 信
音 樂 齊藤 一郎
録 音 鈴木 勇
助監督 三輪 彰
演出補佐 長谷部慶治
公開年月日:1952.05.01
上映時間:104分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:スタジオ・エイト・プロ
配給:新東宝
キャスト
高峰 秀子 滝本篤子(貿易会社三光商事の社長秘書)
汐見 洋 父・篤三
瀧花 久子 母・綾子
岡本 克政 賀川健一
三宅 邦子 母・賀川加代
池部 良 伊能田二平太(富士商事の営業社員)
沢村契恵子 妹・眞佐子
浦辺 粂子 伊能田家の婆や
岡田 英次 梶五郎(篤子の同僚)
清水 将夫 向井社長(三光商事)
香川 京子 シスター(サレジオ学園)
斎藤 達雄 久富営業部長(三光商事)
高田 稔 須賀山社長(富士商事)
アドリアン・C・アムベール ブラッドフォード(アメリカのバイヤー)
R・M・オデール
K・ミラー
田中 春男 伊東(伊能田の同僚、肺病持ち)
上原 謙 田中ドクター(伊能田のボート部先輩)
沼田 曜一 沼澤(伊能田のボート部後輩)
吉川 満子 沼澤の母
中村 是好 三光商事の取引先社長
大川平八郎 健一の学校の先生
小倉 繁
若月 輝夫
稲葉 義雄 伊能田の同僚
信 欣三 沼澤の母が営むどじょう屋の酔っ払い客
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