ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『狂った一頁[染色版]』(1926:衣笠貞之助)






 『狂った一頁[染色版]』(1926:衣笠貞之助)と『鬼あざみ[デジタル復元版]』(1927:衣笠貞之助)を、国立映画アーカイブにて見る。きょうから始まった「発掘された映画たち2022」の1本。420円。
 『狂った一頁』は1976年3月に岩波ホールにて『十字路』(1928:衣笠貞之助)と一緒に見たのが最初。その時以来かもう1回ぐらい見てるかな?
 上映前に10分ぐらいの研究員の解説。染色版は1971年に衣笠貞之助監督の自宅蔵で発見。でも、ニュープリントはせず。その理由は?
 でも、今回見て、その理由がわかったような気がする。染色版の効果がわからず。夜のシーン=精神病院のシーンに効果が表れる、ということらしいけど、まるで分らず、、、。
 『鬼あざみ[デジタル復元版]』は14分というほんの一部なので、なんとも評価できない。林長二郎が捕り方に囲まれての斬りあい、斬っても斬っても捕り方に囲まれる。そのシーンだけは見ごたえあり。
2022年5月3日(火)鑑賞

『狂った一頁[染色版]』(79分・35mm・18fps・ 無声・染色)
1926年(新感覚派映画聯盟=ナショナルアートフィルム社)
監督・脚本   衣笠貞之助
原作・脚本   川端康成
脚 本     犬塚 稔
脚 本     沢田暁紅
撮 影     杉山公平
美 術     林 華作
 〃      尾崎千葉
監督助手    小石栄一
撮影助手    円谷英一

病院の小使い  井上 正夫
その妻     中川 芳江
彼らの娘    飯島 綾子
その婚約者   根本  弘
病院の医師   関   操
踊子      南  栄子
狂人A     高勢  実
狂人B     高松 恭助
狂人C     坪井  哲
(原版寄贈:小亀淳、川喜多記念映画文化財団)

『鬼あざみ[デジタル復元版]』(14分・DCP・無声・白黒・部分・日本語字幕付)
1927年(衣笠映画連盟=松竹下加茂)
監 督   衣笠貞之助
原 作   フレッド・ニブロ
脚 色   冬島泰三
撮 影   杉山公平

出演    千早晶子
      林長二郎
      関  操
      坪井 哲
      相馬一平
      中川芳江
      高松恭助
      千代田綾子
      阿坂草之助
      秋月 実


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