ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『無理心中 日本の夏』(1967:大島渚)






以上、『無理心中 日本の夏』(1967:大島渚)より


 『無理心中 日本の夏』(1967:大島渚)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。4月11日(火)から始まった「没後10年 映画監督 大島渚」の1本。310円。

無理心中 日本の夏(99分・35mm・白黒)
 自分が殺される瞬間を夢見る「オトコ」(佐藤)とセックスの快楽を追い求める「ネジ子」(桜井)はヤクザたちにつかまり謎の廃墟に閉じこめられる。「ネジ子」を演じたのは、「フーテン族」の桜井啓子。新宿のスナックで踊っているところを大島に目撃され、抜擢された。また、松竹京都撮影所に組まれた異様な存在感を放つアジトのセットなど、戸田重昌による美術が寓話的な世界観を際立たせている。
以上、国立映画アーカイブの解説より

 これは1980年代後半から1990年代に見たのが最初かな、、。
 ネジ子とオトコ、ヤクザの出入りで駆り集められたテレビとおもちゃ、そして少年、彼ら5人がライフル魔とともに国家権力に立ち向かう。と説明するとわかりやすい図式だが、その発端である出会いから行き当たりばったりの訳のわからなさ。当時のアングラ演劇やらアングラアートが色濃く出ている。すべて戸田重昌のなせるわざ。相変わらず、日の丸のてんこ盛りである。
 とまあ、興味深い箇所はあるものの、全体としては、何を描きたいのか、何を主張したいのか、さっぱりわからない。
2023年5月4日(木)鑑賞

       スタッフ
監 督        大島  渚
脚 本        田村  孟
 〃         佐々木 守
 〃         大島  渚
製 作        中島 正幸
撮 影        吉岡 康弘
美 術        戸田 重昌
音 楽        林   光
録 音        西崎 英雄
照 明        佐野 武治
編 集        浦岡 敬一
スチル        小笠原 清
助監督        安井  治
製作補        山口 卓治

公開年月日:1967.09.02
上映時間:98分
製作会社:創造社
配給:松竹
モノクロ/シネスコ/35mm

       キャスト
桜井 啓子      ネジ子(フーテン18歳)
佐藤  慶      オトコ
戸浦 六宏      テレビ
溝口 舜亮      付人
殿山 泰司      おもちゃ
田村 正和      少年(17歳)
小松 方正      鬼
観世 栄夫      おにいさん
福田 善之      彼氏
芦田 鉄雄      姫路
小沢 文也      松山
  ?        外人のライフル魔

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