ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『新宿泥棒日記』(1969:大島渚)





以上、『新宿泥棒日記』(1969:大島渚)より


 『新宿泥棒日記』(1969:大島渚)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。4月11日(火)から始まった「没後10年 映画監督 大島渚」の1本。同時上映が『宵闇せまれば』(1969:実相寺昭雄)。310円。

新宿泥棒日記(96分・35mm・パートカラー)
 鳥男(横尾)は、偽店員ウメ子(横山)によって本の万引きが発覚するも再犯を予告して帰ってしまう。横尾忠則が主人公を演じるほか、状況劇場唐十郎紀伊國屋書店田辺茂一など多数の芸術家、文化人が実名で登場。パリ5月革命を目撃した大島は、アンダーグラウンド・カルチャーと政治運動が交差する新宿の熱気を丸ごと捉えることで、革命的情勢にある新宿の同時代性、世界性を表現する。
以上、国立映画アーカイブの解説より

 最初にみたのは1972年1月の北仙台昭和館にて、150円。その次が1973年9月の文芸地下、『絞死刑』との2本立て、150円。
 今回はそれ以来かな。唐十郎のふんどし姿が印象的だし、今回は麿赤児もしっかり認識できた。新宿のサイケデリックな雰囲気、花園神社の状況劇場の芝居、性科学者・高橋鉄の講釈、佐藤慶渡辺文雄らのセックスとは何ぞやの会話、すべてがドキュメンタリー風に描いている。そして新宿騒乱のデモ隊と警察との対峙、なども巧みに取り込んでいて、まさに1968年の新宿そのものを描いていた。
 それにしても、当時の人々は、高尚な本をよく読み、議論好きだったなあ、、、。
2023年5月5日(金)鑑賞

       スタッフ
監 督        大島  渚
脚 本        田村  孟
 〃         佐々木 守
 〃         足立 正生
 〃         大島  渚
製 作        中島 正幸
撮 影        吉岡 康弘
 〃         仙元 誠三
美 術        戸田 重昌
録 音        西崎 英雄
編 集        大島  渚
助監督        小笠原 清
製作補        山口 卓治
装 飾        荒川  大
音響効果       鈴木  明
録音所        アオイスタジオ
現 像        東洋現像所
タイトル文字     加藤 郁乎
協 力        紀伊國屋書店
 〃         ノア・ノア
 〃         レストラン・モカ
 〃         ハイチャミー

公開年月日:1969.02.15
上映時間:116分
パートカラー/スタンダード/35mm
製作会社:創造社
配給:ATG

       キャスト
横尾 忠則      岡ノ上鳥男と名のる青年
横山 リエ      鈴木ウメ子と呼ばれる女
田辺 茂一      田辺茂一
高橋  鉄      高橋鉄
佐藤  慶      佐藤慶
渡辺 文雄      渡辺文雄
戸浦 六宏      戸浦六宏
松田 政男      松田政男
唐  十郎      唐十郎
麿  赤児      状況劇場の人々
大久保 鷹       〃
四谷シモン       〃
不破 万作       〃
九頭  登       〃
山中 広介       〃
藤原 マキ       〃
李  礼仙       〃
四谷シモン      ウメ子の恋人らしい青年
若林 美宏      戸浦氏と情事する女性


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