『小さな冒険旅行』(1963：大島渚)

以上、『小さな冒険旅行』(1963：大島渚)より

　『小さな冒険旅行』(1963：大島渚)を、国立映画アーカイブ小ホールにて見る。４月11日(火)から始まった「没後10年　映画監督大島渚」の１本。同時上映『KYOTO, MY MOTHER’S PLACE』『私のベレット』、310円。

小さな冒険旅行(56分・35mm・カラー)
　家の外へ迷い出た子ども(中川)が東京中の名所を巡り無事家にたどり着くまでを描く。同年設立された日生劇場による日本生命のPR映画で、大島が好んで取り上げた少年の題材に連なる１本としても興味深い。ヴェネツィア国際映画祭児童映画部門銀獅子賞を受賞。
＊元素材が完全褪色していたことにより、全篇にわたり青緑系の単色となっております。また、音声ノイズもございます。予めご了承ください。
以上、国立映画アーカイブの解説より

　最初に見たのは、1970年７月19日(日)、仙台シネクラブ発足第１回例会にて。同時上映が『白い馬』(1952：アルベール・ラモリス)・『赤い風船』(1956：アルベール・ラモリス)。
　この２作品にかなり影響されたのは確かで、少年というよりも幼児目線で、セリフなし。出てくる俳優たちもワンシーンぐらいづつでセリフなし。でも、都電を丸ごと借り切ってエキストラを詰め込み、かなりお金をかけている。さすが、日本生命。
2023年５月17日(水)鑑賞

　　　　　　　スタッフ
監　督　　　　　　　　大島　　渚
脚　本　　　　　　　　石堂　淑朗
原　作　　　　　　　　石原慎太郎
製　作　　　　　　　　米山　　彊
　〃　　　　　　　　　中島　正幸
撮　影　　　　　　　　舎川　芳次
美　術　　　　　　　　今　保太郎
音　楽　　　　　　　　真鍋理一郎
演　奏　　　　　　　　新室内楽協会
指　揮　　　　　　　　吉沢　　博
録　音　　　　　　　　岡崎三千雄
録　音　　　　　　　　アオイスタジオ
編　集　　　　　　　　沼崎　梅子
製作進行　　　　　　　伊藤　英治
企　画　　　　　　　　日本生命保険相互会社
効　果　　　　　　　　角田陽次郎
記　録　　　　　　　　吉田　栄子
幼児指導　　　　　　　佐々木　守
演技事務　　　　　　　船越　　甫
助監督　　　　　　　　森川英太朗
現　像　　　　　　　　東洋現像所
動　画　　　　　　　　村田映画製作所
タイトルバックデザイン　？スタジオ
公開年月日：1964年
上映時間：56分
カラー／シネスコ／35mm
製作会社：日生劇場映画部

　　　　　　　キャスト
中川　春喜　　　　　　坊や
佐藤　　慶　　　　　　坊やの父
木村　俊恵　　　　　　坊やの母
林　　和子　　　　　　ベビーカーの女性
浜村　　純　　　　　　バタヤ
氏家　慎子
加藤　　嘉　　　　　　車掌
米倉斉加年　　　　　　運転手
清水　和子
左　　卜全　　　　　　老人
吉沢　京夫
小松　方正　　　　　　先生
竹田　法一
渡　　真二
辻　　　健
宮本　正勝
土田きみ子
日下　武史　　　　　　サンドイッチマン
戸浦　六宏　　　　　　スリ
小山　明子　　　　　　女
矢野　　宣　　　　　　刑事
吉野　憲司
立岡　　光
渡辺　文雄　　　　　　消防夫
井上かおる
宮原　卓也　　　　　　歌う工員
大友　　純
佐伯　赫哉
柳生　　博