以上、『ザ・ドリフターズの 極楽はどこだ!!』(1974：渡邊祐介)
『ザ・ドリフターズの 極楽はどこだ!!』(1974：渡邊祐介)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」特集の１本。310円。
ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!(94分・35mm・カラー)
追悼：(出演)仲本工事(中山)、佐野浅夫(赤垣)
NEW(ニュープリント)
松竹で連作されたザ・ドリフターズ主演映画の第14作。妻に先立たれて以来、2 人の子どもを一人で育ててきた長作(いかりや)は、馴染みのスナックのママ(篠)を助けるべく退職金を前借りしようとするが…。ドリフターズのメンバーの仲本工事がいかりやの年下上司役、佐野浅夫がいかりやの戦友役で味のある演技を見せる。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
初見は、1975年１月。封切り『男はつらいよ 寅次郎子守唄』と同時上映。それ以来の再見。まったくワンシーンも憶えていなかった。
でも、当時の鑑賞記録ノートに、めずらしく感想が書いてあった。
「今回はひと味違ったいいできばえだ。子どもや会社の者からもバカにされる戦中派・いかりや長介。佐野浅夫の戦友と飲みながら軍歌を唄うところなど、実に悲哀にみちている。(以下略)」
1975年からドリフターズものは監督が瀬川昌治にバトンタッチ。２本撮っただけで終了。松竹でのドリフターズもの16本のうち14本が渡邊祐介、瀬川昌治が２本。東宝では５本作られ、渡邊祐介が２本、和田嘉訓が３本。
なお、アイドル・天地真理として松竹で５本出演して、以後休養期間に入る。気のせいか、この作品では精彩がなかった。
2023年７月30日(日)鑑賞
スタッフ
監 督 渡辺 祐介
脚 本 渡辺 祐介
〃 下飯坂菊馬
原 作 渡辺 祐介
製 作 沢村 国男
撮 影 吉川 憲一
美 術 森田 郷平
音 楽 木下 忠司
録 音 鈴木 功
照 明 佐久間丈彦
編 集 寺田 昭光
助監督 白木 慶二
スチール 金田 正
製作主任 浜尾 鈞
装 置 川添 善治
装 飾 宗田 八郎
衣 裳 松竹衣裳
現 像 東洋現像所
進 行 福山 正幸
挿入歌
「ドリフの極楽はどこだ」
作詞：添田さつき
替詞：渡辺祐介
作曲：Henry Clay Work
歌：ドリフターズ
「木枯らしの舗道」
作詞：山上路夫
作曲：森田公一
歌：天地真理
「なみだの季節」
作詞：千家和也
作曲：穂口雄右
歌：キャンディーズ
「フォー・シーズン」
作詞：なかにし礼
作曲：平尾昌晃
歌：アン・ルイス
公開年月日：1974.12.28
上映時間：94分
カラー／シネスコ／35mm
製作会社：松竹＝渡辺プロ
配給：松竹
キャスト
いかりや長介 黒木長作(花環屋の係長)
加藤 茶 黒木一作(長作の息子)
仲本 工事 中山(花環屋の部長)
高木 ブー 丸田(花環屋の後輩)
志村 けん サブ(一作のバンド仲間)
沢田 雅美 花子(長作の娘)
篠 ヒロコ 久美(スナックのママ)
森田 健作 透(久美の弟)
秋谷 陽子 妙子(スナック店員)
北浦 昭義 健一(久美の夫)
ひろみどり 節子(花環屋の社員)
玉川 良一 川上(花環屋の社長)
秩父 晴子 川上の妻
佐野 浅夫 赤垣(長作の戦友)
豊岡 豊 熊沢(黒木家の間借人)
菅井 きん キン子(丸田の姉)
芦屋雁之助 葬儀屋
谷村 昌彦 競輪場の焼ソバ屋
須賀 良 花環屋社員
中川 秀人 〃
小森 英明 〃
天地 真理 スナックお向かいの真理ちゃん
アン・ルイス 極楽島の娘
キャンディーズ 一作バンドの前座歌手
ホーン・ユキ メリ子(一作の恋人)
関 いづみ 令子(メリ子の友人)
石原亜希子 美代( 〃 )
園田 健二 スナックのマスター
沖 秀一 中年夫婦
光 映子 〃
藤田 純子 花子の友人
菅原 由紀 〃
松尾 秀孝 バンドメンバー
木下 亮 〃
金子 恒夫 〃
藤岡 重慶 ルバング島の鬼軍曹
加島 潤 極楽島の原住民
たこ 八郎 〃
高利 十一 〃
大屋 満 〃
小田草之助 〃
北 竜介 〃
志馬 琢哉 〃
羽生 昭彦 〃
アート・ガールズ 〃
振 付 西田 幸男
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