以上、『モンペさん』(大映東京1944:田中重雄)より
『モンペさん』(大映東京1944:田中重雄)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「月丘夢路 井上梅次 100年祭」特集の1本。同時上映『別れも愉し』(大映東京1945:田中重雄)、310円。
モンペさん(73分・35mm・白黒)
中野実の『婦人倶楽部』連載小説を原作に、モンペ姿が似合う春海(月丘)が両親(徳川、沢村)とともに隣組の活動に励む戦時下の日常を喜劇タッチで綴る。飛行機製作所の増産強化を背景として結婚騒動が描かれ、主演した月丘の自然な明るさが評価された。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
初見。
着用義務化(1943年3月)の1年以上前からモンペを着用しているハルミは、周りから「モンペさん」と呼ばれ愛されている。一方、工場長の娘・トシコは、控えめな性格で、江藤を密かに好き。父親からは親戚筋(?)のトモオとの結婚を勧められる。
ハルミには、江藤との結婚を父親に勧められる。母親からはトモオとの結婚話を聞かされる。ここらあたりの恋のさや当てとか、充分おもしろくなる要素がありながら、男たちが真面目一方で絡みがないので、さっぱりおもしろくない、むしろ、隣組制度などの日常生活にほんわかとしたユーモアが感じられる程度。
後半は、航空機増産のプロパガンダ映画のようになってしまい、ますますつまらなくなってしまった。
2023年11月3日(金)鑑賞
スタッフ
演 出 田中 重雄
脚 色 八田 尚之
原 作 中野 実
製 作 菊岡 久利
制 作 松浦 士郎
撮 影 高橋 通夫
音 楽 横田 発名
美 術 佐藤 忠夫
録 音 長谷川光雄
照 明 伊藤 幸夫
編 集 辻井 正則
公開年月日:1944.01.08
上映時間:(8巻) 2,200m 80分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:大映(東京撮影所)
配給:白系
キャスト
月丘 夢路 ハルミ
真山くみ子 平岡トシコ
徳川 夢声 ハルミの父
沢村 貞子 ハルミの母
宇佐美 淳 江藤
高山徳右衛門 工場長・平岡
石黒 達也 トモオ
柳谷 寛 江藤の部下
岡村 文子 隣り組組長
藤原 鶏太 隣り組組長の夫
押本 映治
花布 辰男
鳴海 淨
朝日 昇
小原 利之
平星 瞭
仲沢 忠雄
岩井松二郎
牧山 伸
桂木 輝夫
平井岐代子 女子工員
久慈 行子
邦川 智子
高松 律子
文野 朋子
沢村 英子
津久井美子
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