ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『三太頑張れ!』(伊勢プロ=新東宝1953:井上梅次)




以上、『三太頑張れ!』(伊勢プロ=新東宝1953:井上梅次)より


 『三太頑張れ!』(伊勢プロ=新東宝1953:井上梅次)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「月丘夢路 井上梅次 100年祭」特集の1本。310円。
三太頑張れ!(62分・35mm・白黒)
 国民的人気を博した児童文学「三太物語」に取材したNHKラジオ連続放送劇の映画化。腕白でいたずら好きの三太は、怪我をした父への孝行のため鉱石ラジオ作りを思いたつ。三太の巻き起こす騒動を軸にした児童映画であるが、ハモンドオルガンの音色を効果的に取り入れた場面転換など、音楽に強いこだわりを見せた井上の手腕が随所に発揮されている。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
1951.09.21『三太物語』(芸苑プロダクション=東興映画=新東宝1951:丸山誠治)※92分
1952.09.18『三太と千代ノ山』(新理研映画株式会社=大日本相撲協会映画部=新東宝1952:小田基義)※46分
1953.02.12『三太頑張れ!』(伊勢プロ=新東宝1953:井上梅次)※65分
と、神戸文彦扮する『三太』シリーズは3本作られたようだ。
 他に、
1952.03.13『花荻先生と三太』(民芸=大映1952:鈴木英夫)※80分
がある。これはスタッフ・キャストはすべて別物である。
 ラストのほうで、森永製菓のテレビ宣伝車がやってくる。志村正順アナウンサーの司会のもとで、大相撲の実況中継や美空ひばりの歌唱シーンなどがある。それを見て感激した三太が、将来の夢として、日本全国いたるところでも見ることができるテレビの技術開発に携わる科学者になりたい、と宣言する。このセリフを言わせた井上梅次の先見性というか、新しいものに挑戦する姿はすばらしい。
2023年11月9日(木)鑑賞

       スタッフ
監督・脚本      井上 梅次
原 作        青木  茂
製 作        伊勢 寅彦
撮 影        古泉 勝男
音 楽        早坂 文雄
録 音        井上 俊彦
照 明        小林盛一郎
製作係        平山  均
製作係        次山  蔚
音楽助手       佐藤  勝
ハモンドオルガン提供 松坂屋銀座店
助監督        草間 達雄
編 集        長田  信
記 録        田中 瑩子
公開年月日:1953.02.12
上映時間:7巻 1,787m 65分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:伊勢プロ=新東宝
配給:新東宝

       キャスト
神戸 文彦      三太
山口 亘訓      留
佐藤  淳      定
渡辺多賀子      花子
渡辺 昶子      信子
島田  屯      三太の父
藤間 清江      三太の母
山本禮三郎      仙爺
岸井  明      音さん
田中 筆子      音さんの女房
藤原 釜足      校長先生
花澤 徳衛      谷村先生
左  幸子      花荻先生
明美 京子      湖水の少女
武藤 英治      引受け先生
望月 伸光      小使さん
今村 源平      源さん
志村 正順      NHKアナウンサー
美空ひばり      特別出演
千代ノ山        〃
鏡里          〃
栃錦          〃

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