『危険な関係』(日活1957:井上梅次)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「月丘夢路 井上梅次 100年祭」特集の1本。310円。
危険な関係(95分・BD・白黒)
親が決めた結婚に反発する三枝(北原)。彼女に共鳴した京子(月丘)は、景勝地のホテルにかつて自分が関係した男たちを集め、ある計画を実行しようとする。風刺の効いたグランド・ホテル形式のサスペンス・コメディで、月丘の堂々たるたたずまいが印象的。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)
初見。
川奈ホテルに意図的に集められた9人の男女。月丘夢路がかつて自分を裏切った男への復讐のためだった。けれども計画通りにはいかず、予期せぬ結末に、、。
冒頭で9人の紹介。そして作品タイトルからクレジットが終わると、テレビ放送で、「きょうはありえないことが次から次へと起きた日」の前ふりで、プロ野球の試合ではホームランの打球が空中でカラスにぶつかり落下して外野フライアウト。羽田空港では死んだはずの外国人スターが突然現れたり、、、。
テレビが終わって、ホテル支配人・大坂志郎が「これからお話する出来事は、決して当ホテルが関与したものではありません」と何度も繰り返して、本編が始まる。なかなか意欲的な趣向。
本編が始まっても、金子信雄や柳沢真一のコミカルな演技で楽しませてくれた。この楽しい雰囲気を最後まで持たせてくれたらよかったのに、、。あの結末はありきたりであった。残念。
2023年11月14日(火)鑑賞
スタッフ
監 督 井上 梅次
脚 本 井上 梅次
〃 岡田 達門
原 案 内村 直也
〃 岡田 達門
製 作 高木 雅行
撮 影 岩佐 一泉
美 術 千葉 一彦
音 楽 黛 敏郎
録 音 橋本 文雄
照 明 藤林 甲
編 集 鈴木 晄
助監督 舛田 利雄
製作主任 亀井 欽一
スクリプター 服部 佳子
スチール 斎藤 耕一
特殊撮影 日活特殊技術部
公開年月日:1957.02.27
上映時間:95分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:日活
配給:日活
キャスト
月丘 夢路 善通寺京子
北原 三枝 山代三枝
長門 裕之 島正一
柳沢 真一 月野満
金子 信雄 根上昆
西村 晃 永井文太
小園 蓉子 白妙敬子
細川ちか子 山代麻子
三崎千恵子(民芸) 永井節
大坂 志郎 槍田稲三(川奈ホテル支配人)
東 恵美子 浦島弓子
初井 言栄(青年座) 司千賀子
伊藤 寿章 サブ・マネージャー
八代 康二 バーテン
小柴 隆 ボーイA
須藤 孝 ボーイB
杉 幸彦 ボーイC
泉 桂子 ウェイトレスA
芝 あをみ ウェイトレスB
広瀬 優 アナウンサー
芥川 隆行 テレビ解説者
青木 富夫 記者A
衣笠 一夫 記者B
金田 正一(国鉄スワローズ、特別出演)
豊田 泰光(西鉄ライオンズ、特別出演)
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