ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

『我が家の風』(大映東京1943:田中重雄)




以上、『我が家の風』(大映東京1943:田中重雄)より


 『我が家の風』(大映東京1943:田中重雄)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「返還映画コレクション(1)第一次・劇映画篇 Repatriated Film Collection [Part 1] : Fiction Films, 1930~1945」特集の1本。310円。
我が家の風(71分・35mm・白黒・不完全)
1943(大映東京)(監)田中重雄(原)堤千代(脚)舘岡謙之助(撮)高橋通夫(美)下河原友雄(音)齊藤一郎(出)髙山德右エ門、月丘夢路、中田弘二、黒田記代、宮崎準之助、小髙まさる、宇佐見淳
 幕末の歌人・橘曙覧あけみの歌「一日生かば一日心を大君の御為に尽す我が家の風」に想を得て製作された、戦時色を濃厚に帯びたメロドラマ。退役海軍中将の息子(中田)による割腹自殺のため妹(月丘)の縁談は危機を迎えるが、婚約者(宇佐美)は再会を約して出征してゆく。退役軍人を演じた高山は、新劇俳優・薄田研二が戦時中に用いた本名である。オリジナルは84分。
(以上、国立映画アーカイブの解説より)

 初見。
 兄が割腹自殺したおかげで、結婚が流れてしまった夏子。婚約者・浩の優柔不断さを責める夏子の幼なじみ(?)真樹。真樹と浩は親友でもある。
 一方、兄の残された家族と父との和解の話もあったり、、、。結局、夏子と改めて結婚の約束をして戦地へ向かう浩、、、。
 なんかメリハリがあまりなく、月丘夢路は綺麗に見えず、宇佐美淳、小柴幹治もさえない。兄・惣一の妻・黒田記代の凜とした佇まいが印象に残る作品であった。
2023年12月6日(水)鑑賞

       スタッフ
演 出        田中 重雄
演出助手       鈴木 英夫
脚 色        館岡謙之助
原 作        堤  千代
製 作        三浦 信夫
撮 影        高橋 通夫
撮影助手       谷沢 一義
音 楽        斎藤 一郎
主題歌「我が家の風」
  詩        西條 八十
  曲        古関 裕而
  唄        伊藤 久男
   「夏子の歌」
  詩        西條 八十
  曲        古賀 政男
  唄        渡辺はま子、楠木繁夫
美 術        下河原友雄
美術助手       久富 金之
装 置        小笠原 晃
装 飾        雨宮 信貞
小道具        柳田 武忠
背 景        真野 仙吉
録 音        橋本 国雄
録音助手       田沢 柾司
音響効果       高野 藤夫
照 明        伊藤 幸夫
照明助手       浅沼 坂一
電 飾        金谷 省吾
編 集        辻井 正則
園 芸        坂根音二郎
衣 裳        坂口 福松
美 髪        藤井 久栄
技 髪        牧野 正雄
工 作        島田 二郎
移動効果       小野 秀吉
普通写真       宮島 秀美
華道指導       桶口 松蔵
公開年月日:1943.07.29
上映時間:9巻 2,317m 85分
モノクロ/スタンダード/35mm
製作会社:大映(東京撮影所)
配給:白系

       キャスト
高山徳右衛門     蜷川中将
月丘 夢路      蜷川夏子
中田 弘二      蜷川惣一
黒田 記代      惣一の妻すみ
宮崎準之助      惣一の息子賢一
小高まさる      少年時代の賢一
宇佐美 淳      曾我部浩
斎藤 紫香      浩の父
近松 里子      母近子
小柴 幹治      山上真樹
見明凡太郎      真樹の父
久野あかね      真樹の母
生方 壮児      教官
正木 俊英      山村練習生
三浦 吉三      石田練習生
浦辺 粂子      蜷川家のばあや
加藤 貴美      山上家女中
池田 園子      漁家のばあや

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