ぴくちゃあ通信

日本映画をメインにしたブログです。東宝映画を中心に古い作品から新しい作品まで、時には俳優を中心に話を展開します。

松竹

『アッと驚く為五郎』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『アッと驚く為五郎』(松竹1970:瀬川昌治)を見る。 もっとハチャメチャかなと思ったら、意外としっかり為五郎一代記風に仕上げている。 関東大震災の日にブリキ職人の五男坊として生まれた為五郎の半生を、講談調の解説でその時々の…

『瀬戸はよいとこ/花嫁観光船』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『瀬戸はよいとこ/花嫁観光船』(松竹1976:瀬川昌治)を見る。 封切り以来の再見か、3回目か。何度見てもおもしろい。受けがしっかりしているから笑いがはじけるのだ。 フランキー堺と朝丘雪路の元漫才夫婦、雪路の妹・日色ともゑと…

『喜劇・頑張らなくっちゃ!』(瀬川昌治)

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・頑張らなくっちゃ!』(松竹1971:瀬川昌治)を見る。 フランキー堺扮する人情味あるおまわりさんが、父親のいない赤ちゃんを抱えるビーバーの面倒を何くれとなく見てあげるというお話。 妹の倍賞千恵子は本署広報課勤務の婦警…

『ふりむいた花嫁』(松竹大船1961:番匠義彰)

『ふりむいた花嫁』(松竹大船1961:番匠義彰)をラピュタ阿佐ヶ谷で見ました。 倍賞千恵子モーニングショーの始まりです。一番無難で、楽しめる作品でスタートしたことは、よしとしましょう。クレジットタイトル1枚目は伴淳三郎と淡島千景の二人。2枚目に倍…

『よさこい旅行』(松竹1969:瀬川昌治)

『よさこい旅行』(松竹1969:瀬川昌治)は、フランキー堺と倍賞千恵子コンビのシリーズ第4作。今回、フランキーはたった二人の土佐大原駅の駅員、倍賞は高知市内のバス車掌で、まだ子どもがいない共働き夫婦。 そんなふたりに、駅長の伴淳三郎やその娘である…

『はだしの花嫁』(松竹大船1962:番匠義彰)

シネマアートン下北沢にて『はだしの花嫁』(松竹大船1962:番匠義彰)を見る。 これまた楽しい作品。恋の三角関係から四角関係、五角関係に発展するかと思いきや、倍賞千恵子と早川保は当初の予定通り結婚し、鰐淵晴子と寺島達夫はゴールイン間近というハッ…

『千客万来』(松竹大船1962:中村登)

シネマアートン下北沢にて『千客万来』(松竹大船1962:中村登)を見る。 中村登監督は、たまに『夜の片鱗』(松竹大船1965)のような失敗作も撮るが、概ね平均値以上の作品が多い。『千客万来』は平均値以上、上出来の楽しい作品である。 クレジットの一枚…

『さよならはダンスの後に』(松竹1965:八木美津雄)

ラピュタ阿佐ヶ谷モーニングショー・桑野みゆき特集にて『さよならはダンスの後に』(松竹1965:八木美津雄)を見る。 倍賞千恵子のヒット曲をベースに展開される純情メロドラマ。当然、倍賞が主演と思いきや、桑野みゆきの主演作品である。『下町の太陽』(…

『ぜったい多数』(松竹大船1965:中村登)

ラピュタ阿佐ヶ谷モーニングショー・桑野みゆき特集にて『ぜったい多数』(松竹大船1965:中村登)を見る。 なんともすっきりしない消化不良の作品。青春の躍動感もなければ、恋愛の喜び悲しみもない。 4年制大学を出た桑野みゆきは、都会で生活をする意義…

『その口紅が憎い』(松竹1965:長谷和夫)

ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショー『その口紅が憎い』(松竹1965:長谷和夫)を見る。 主演は三流業界紙社長・内田良平。偽ドル事件に興味を持った彼は、航空会社のソリスター・桑野みゆきに近づく。ソリスターという職種を初めて知った。海外旅行が制限され…