松竹
3月10日のNHK「あさイチ」のゲストは「真田丸」の草笛光子でした。その人物を語る人として、岸惠子が登場。同じ高校の1年先輩後輩という間柄というのは知っていたが、同じ演劇系のクラブに所属していて、今でもよく電話でやり取りする大の仲良しということ…
『千万長者の恋人より 踊る摩天楼』(松竹大船1956:野村芳太郎)をラピュタ阿佐ヶ谷にて見る。「人生の一大事! 波瀾万丈マリッジ大作戦」特集の1本。ポイント取得での招待券。 九州の元大名の若殿・松平雄太(川喜多雄二)はテレビの美術監督。実家が傾いたた…
神保町シアターにて『喜びも悲しみも幾歳月』(松竹大船1957:木下惠介)を見る。1200円。 いつでも見られると思い、伸び伸びになっていた作品をやっと見ることができ満足。 出だしで、冠婚葬祭を片付け、なおかつ、灯台守のキチガイ妻を登場させたりと、木下…
フィルムセンターにて『三つの結婚』(松竹大船1950:佐々木啓祐)を見る。「特集・逝ける映画人を偲んで 2007-2008」の1本。500円。 女学校での仲良し三人組が、卒業してからの結婚生活のお話。明るく笑えるラブコメディかな、と思ったが、桂木洋子、日高澄…
フィルムセンターにて『女の宿』(松竹京都1941:犬塚稔)を見る。「特集・逝ける映画人を偲んで 2007-2008」の1本。500円。 小暮実千代と北見礼子の親友同士が洋装店を開業、それを援助する高田浩吉と日守新一の親友同士。この4人が絶妙なバランスで実にお…
シネマヴェーラ渋谷「浅丘ルリ子の映画たち」にて、『嫉妬』(松竹1971:貞永方久)を見る。1000円(会員)。 結婚5年の平凡な主婦・岩下志麻は、夫・加島潤が心中で死んでしまい、呆然としてしまう。しかも相手の女は助かったという。そこから、真相を突き止め…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて『女の坂』(松竹京都1960:吉村公三郎)を見る。「シネマ紀行・京都ものがたり」特集の1本である。800円(会員)。 テーマが絞り切れていない。老舗京菓子屋の主人になった岡田茉莉子の奮闘ぶりを描くのか、高千穂ひづると河内桃子との友…
銀座シネパトスにて『宇宙大怪獣ギララ』(松竹1967:二本松嘉瑞)を見る。「ギララの復讐(または復習の夏休み)」レイトショーの1本。1200円。 東宝に比べたら全ての面で見劣りはするものの、意外としっかり作っている。そこそこ見応えはある。男優陣が和崎俊…
『宇宙大怪獣ギララ』1967.03.25公開2410m 88分 カラー・ワイド製作・配給 松竹 <スタッフ>監 督 二本松嘉瑞製 作 島田 昭彦脚 本 元持 栄美 〃 石田 守良 〃 二本松嘉瑞撮 影 平瀬 静雄特撮監督 池田 博音 楽 いずみたく 主題歌 倍賞千恵子美 術 重田 重盛…
浅草新劇場にて『異聞猿飛佐助』(松竹大船1965:篠田正浩)を見る。1000円。 当時の忍者ブームを当て込んで製作されたのだろう。原作・中田耕二はよく知らないが、脚色・福田善之の演劇っぽい部分が出た作品。 生きるとは何か、戦のない平安とは何か、と常に…
シネマアートン下北沢にて、『酔っぱらい天国』(松竹大船1962:渋谷実)を見る。900円(会員)。 なんとも笑うに笑えない喜劇である。 男やもめの笠智衆は、一人息子・石浜朗と二人暮らし。会社では謹厳実直なサラリーマン、家事もきちんとこなし、恋人・倍賞千…
フィルムセンターにて『グランド・ショウ1946年』(松竹大船1946:マキノ正博)を見る。500円。 男装の麗人・水ノ江滝子ともうひとり(あとで調べる)が案内役となって、さまざまなレビューが展開する。 それだけでも充分楽しいのに、コックの森川信とウェイトレ…
フィルムセンターにて『不沈艦撃沈』(松竹1944:マキノ正博)を見る。500円。 海軍から魚雷の200%増産を命じられた工場が舞台。病身の社長・東野英治郎、現場責任者・佐分利信やその部下・安部徹らが一致団結して目的を達成する。 マキノらしいというか、松…
ラピュタ阿佐ヶ谷「荷風と谷崎」特集にて、『裸体』(にんじんくらぶ1962:成沢昌茂)を見る。再見 嵯峨三智子をいかに魅力的に見せるかに、この映画の成功がかかっている。残念ながら成功しているとは言えない。ちょっと頭の足りないかわいい女を演じているが…
シネマヴェーラ渋谷「踊る人」特集にて、『踊りたい夜』(松竹大船1963:井上梅次)を見る。何回かのチャンスを見逃して、今回やっと見れて、大満足。 1950年代に井上梅次が作ったミュージカルに比べれば、リズムカルなテンポ、パワーあふれる躍動感こそないが…
『東京夜曲』製作 株式会社衛星劇場=株式会社近代映画協会配給 松竹=松竹富士1997.06.21公開 87分 カラー ビスタサイズ <スタッフ>監督・原案 市川 準脚本 佐藤信介撮影 小林達比古企画 鍋島壽夫 丸平 光 廣常啓一プロデューサー 里中哲夫製作担当 森 賢正…
シネマヴェーラ渋谷にて『愛の陽炎』(松竹1986:三村晴彦)を観る。 1960年代後半、加藤泰や野村芳太郎などの作品で共同脚本としての三村晴彦を発見し、しかもそれが松竹の助監督と知った時の喜び。これはすごい新人監督がデビューするぞ!と期待に胸を膨らま…
フィルムセンターにて、『夢を召しませ』(松竹大船1950:川島雄三)を観る。 浅草国際劇場の案内係をしている秋月恵美子は、きょうが退職の日、明日は長崎の田舎へと帰ることになっている。そこへ、田舎の婚約者が、スター・秋月を迎えにやってくる。スターに…
フィルムセンターにて、『シミキンのオオ!市民諸君』(松竹大船1948:川島雄三)を観る。 成金が骨董品と間違えて買った無人島。そこでは、個々に漂流してきた男女5人が住んでいた。 文化の名の下にレジャー施設を作ろうとする成金一派と島の共同体を守ろう…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて3月4日(日)より始まった「昭和の銀幕に輝くヒロイン第33弾・月丘夢路スペシャル」の第1週『東京マダムと大阪夫人』(松竹大船1953:川島雄三)を見る。 会社の社宅に住んでいる夫人たちとその夫たちの交流をコミカルに描く。東京マダム…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて『天使も夢を見る』(松竹大船1951:川島雄三)を見る。再見。 当時の人気ナンバーワン・鶴田浩二と翌年から3年連続人気投票1位となる津島恵子のゴールデンコンビのラブコメ。いや、当時はこんな表現はしなかった。青春恋愛もの、明朗恋…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて『帰郷』(松竹大船1950:大庭秀雄)を見る。30年ぶりぐらいの再見。 津島恵子がデビューした当時のポッチャリ感がまだ残っている最後の作品かな。 佐分利信との京都苔寺での再会シーンはやはりいい。父親を探して寺を歩く津島恵子を丁寧…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて『わが闘争』(松竹1968:中村登)を見る。 冒頭、祖父・吉田義夫の梅毒の血を受け継いで気が触れてしまう長女・岩本多代を見て、ちょっと感慨に浸る。なぜって、彼女は現在、テレビドラマの世界では、優しいおばあちゃんとして売れっ子な…
『男はつらいよ』全48作中、唯一見逃していた『男はつらいよ・寅次郎の告白』(松竹1991:山田洋次)を11月になったら、浅草新劇場で見ることができる、と楽しみにしていたら、何とすっかり忘れていて、終了した21日の翌日になって思い出した。残念!! 次回のチ…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・女の泣きどころ』(松竹1975:瀬川昌治)を見る。 これはおもしろい。『喜劇・男の泣きどころ』に次いでのおもしろさ。男にだらしない太地喜和子と惚れたら純情一途の中川梨絵との対照的なコンビがいい。 彼女らを手玉にとろう…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『男の腕だめし』(松竹1974:瀬川昌治)を見る。 フランキー堺、今回は取り締まる側から、ストリップ小屋の主人に扮し取り締まわれる側にまわっている。取り締まる側の相手は湯原昌幸。フランキー堺の相手にしては貫禄不足。物足りない…
クリスマスが登場する作品といえば、『バカヤロー!3へんな奴ら/第4話・クリスマスなんか大嫌い』(松竹配給1990.10.20:山川直人)です。 下町の商店街の若者たちにとって、クリスマスは店を手伝わなければいけない悲惨な日。でもそれを逆手にとって自分た…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『喜劇・男の泣きどころ』(松竹1973:瀬川昌治)を見る。再見か、再々見。 これは『喜劇・頑張らなくっちゃ!』(松竹1971:瀬川昌治)のフランキー堺が、交番勤務から出世して本庁(警視庁)勤務になったというような後日談的おもむき。 ポ…
ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!』(渡辺プロ=松竹1975:瀬川昌治)を見る。 これは『喜劇・頑張らなくっちゃ!』(松竹1971:瀬川昌治)の焼き直しである。フランキー堺がいかりや長介で、その妹・倍賞千恵子が悠木千帆に、その旦…
『舞妓はん』(松竹京都1963:市村泰一)をラピュタ阿佐ヶ谷で見る。 「昭和の銀幕に輝くヒロイン第30弾・倍賞千恵子スペシャル」の第3週目である。 学校時代に一緒だった橋幸夫と倍賞千恵子は、京都競馬場で何年ぶりかで再会する。二人は恋仲となるが、片や…